吾妻子の滝(あづまこのたき)は、広島県東広島市西条町御薗宇にある。「東子の滝」とも書く。

吾妻子の滝
所在地 広島県東広島市
位置 北緯34度23分48.5秒 東経132度44分20.7秒 / 北緯34.396806度 東経132.739083度 / 34.396806; 132.739083座標: 北緯34度23分48.5秒 東経132度44分20.7秒 / 北緯34.396806度 東経132.739083度 / 34.396806; 132.739083
落差 15 m
滝幅 36 m
水系 黒瀬川水系黒瀬川
地図
プロジェクト 地形
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菖蒲の前伝説

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1180年治承4年)5月26日源頼政が宇治平等院釣殿で自刃する。頼政の側室[1]である菖蒲の前は、3歳になる息子の種若丸を連れてこの地に逃れてくる。数日間休んでいたが、種若丸は病気になり、死んでしまう。このとき、菖蒲の前が「吾妻子や 千尋の滝のあればこそ 広き野原の 末をみるらん」と詠んだと言われ、この滝を吾妻子の滝と呼ぶようになった[2]。滝の西側の「吾妻子観音堂」に、種若丸の墓と伝えられる宝篋印塔が納められている[3]

交通アクセス

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周辺

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参考文献

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  1. ^ 『公式観光ガイド 東広島ちょこっと旅』 (公益社団法人東広島市観光協会2017年) 47頁。菖蒲御前の逸話自体は、『源平盛衰記』や『太平記』に引用が見られ、同じ顔の人物が2人いたとされる。
  2. ^ 福成寺 - 菖蒲の前伝説について
  3. ^ 吾妻子の滝(東子の滝) (東広島市公式ホームページ) 2018年1月25日閲覧。