君をのせて (沢田研二の曲)
「君をのせて」(きみをのせて)は、沢田研二のソロデビューシングル。1971年11月1日にポリドールK.K.(現・ユニバーサルミュージック)から発売された。英題は「My Boat For You」(マイ・ボート・フォー・ユー)。
「君をのせて」 | ||||
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沢田研二 の シングル | ||||
初出アルバム『沢田研二 GLORIOUS 20』 | ||||
B面 | 恋から愛へ | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチシングル | |||
録音 |
1971年 日本 | |||
ジャンル | 歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | ポリドールK.K. | |||
作詞 | 岩谷時子 | |||
作曲 | 宮川泰 | |||
チャート最高順位 | ||||
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沢田研二 シングル 年表 | ||||
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解説
編集作詞は岩谷時子、作曲は宮川泰である。このコンビは、遥かに下って1998年のアルバム『第六感』まで実現しない。
合歓ポピュラー・フェスティバル参加曲。
1972年9月29日に公開された、天地真理主演の松竹映画『虹をわたって』には、天地の相手役として出演した沢田がこの楽曲を歌唱するシーンがある。本人曰く「『OH! ギャル』の次に嫌いな曲」と挙げていた時期もあったが、[要出典]作曲した宮川は自身の最高傑作のひとつに挙げている。また、沢田と親交のあった久世光彦(当時:TBSプロデューサー。後に独立してKANOXを設立)は「これは男同士の友情の歌だ」と絶賛している。その久世は本曲をモチーフにして『七人の刑事』(TBS)にて栗本薫に脚本を依頼し、沢田と内田裕也をゲストにして「哀しきチェイサー」(1978年11月24日放送)を制作している[1]。
NHK衛星第2テレビジョンで放送されたテレビ番組『沢田研二の寒中御見舞~獅子奮迅ワンマンショー』(2001年2月2日放送)において、「時の過ぎゆくままに」「コバルトの季節の中で」とともに自身の好きな曲として挙げている。
1990年には「君をのせて 1990 version」として沢田の楽曲としては珍しくリメイクが施され、今井美樹が出演していたホンダ・トゥデイ(初代モデルの660cc仕様車)のCMソングに使用された。このテイクは1996年のシングル「愛まで待てない」のC/W曲として収録されている。
収録曲
編集参加ミュージシャン
編集- ケニー・ウッド・オーケストラ
カバー
編集- 君をのせて
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- 1995年:ASKA - アルバム『NEVER END』に収録。
- 1996年:Brass Plus - アルバム『La・La・La』に収録。
- 2021年:桑田佳祐 - アルバム『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』の完全生産限定盤に付属の映像特典に収録[2]。
脚注
編集出典
編集- ^ “久世光彦特集~沢田研二の「君をのせて」から生まれた伝説のテレビドラマ『哀しきチェイサー』”. TAP the POP. TAP the POP: p. 1. (2015年11月5日) 2018年10月17日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “桑田佳祐、ブルーノート東京公演を新作の特典に完全収録(動画あり)”. 音楽ナタリー. 2024年6月13日閲覧。