名取鉄平
名取 鉄平(なとり てっぺい、2000年9月11日 - )は、山梨県出身のレーシングドライバー。
名取 鉄平 | |
---|---|
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 2000年9月11日(24歳) |
出身地 | 山梨県中巨摩郡昭和町[1] |
SUPER GTでの経歴 | |
デビュー | 2021 |
所属 | KONDO RACING |
車番 | 24 |
過去所属 |
TEAM UPGARAGE TOMEI SPORTS |
出走回数 | 19 |
ポールポジション | 2 |
過去参加シリーズ | |
2018 2019 2020-2021 |
FIA-F4選手権 FIA F3選手権 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 |
選手権タイトル | |
2021 | 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 |
プロフィール
編集- 身長: 174cm
- 体重: 58kg
- 血液型:B型
山梨県中巨摩郡昭和町出身[1]。山梨学院高等学校卒業[2][3]。姉は鈴鹿サーキットクイーン39期生を務めた名取りな(なとり りな)[4][2][5]。
幼稚園の頃、富士スピードウェイでレース観戦した帰りに立ち寄った御殿場市のレーシングカート場で子供達がカートを楽しんでいるのを見て興味を持ち、小学2年からレーシングカートを始めた[3]。その後つま恋カートレースで2009年・2010年の2年連続でシリーズ2位になると、2011年の全日本ジュニアカート選手権第2戦で初優勝[3]。APG CUP YAMAHAや2013年の鈴鹿選手権シリーズでシリーズチャンピオンになる等実績を積み重ね、2017年度鈴鹿サーキットレーシングスクール「フォーミュラスカラシップ」唯一の獲得者となった[3]。
2018年はFIA-F4選手権[3]に参戦し、ランキング2位。チャンピオンを獲得した角田裕毅とともに2019年に渡欧しFIA-F3にステップアップしたが、1年で帰国。帰国後は全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権[1]に参戦するほか、2021年のSUPER GTでは、TEAM UPGARAGE(GT300クラス)で小林崇志とタッグを組む[6]。
2021年の全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権でチャンピオンとなる。2022年は実績を引っさげて海外での活動を目指し、FIA-F2 アブダビテストに参加していたが参戦を断念。その間国内のオファーを断っていたため、活動できる環境がなくなったことから「1年間の活動休止」を表明していた[7]が、4月にニスモと契約し[8]、SUPER GTとスーパー耐久に参戦した[9][10]。
2023年2月、日産自動車は2023年のSUPER GT・GT300クラスに参戦する日産・GT-R NISMO GT3使用のチーム陣容について発表。1月時点でTBAとなっていた56号車・KONDO RACINGのドライバーとして、名取が起用される[11]。
2024年のSUPER GTはGT500クラスにステップアップし、24号車KONDO RACINGで松田次生とタッグを組む[12]。
レース戦績
編集- 2009年
- APG CUP MINI CADET class(シリーズ4位)
- EXHIBITION RACE BRIDGESTONE SUBARU CADET class(シリーズ3位)
- つま恋カートレース(シリーズ2位)
- 2010年
- APG CUP YAMAHA CADET OPEN class(シリーズ5位)
- JAF ジュニアカート選手権 東地域 FP-Jr CADET 部門<第4戦>(5位)
- つま恋カートレース(シリーズ2位)
- 2011年
- APG CUP YAMAHA CADET OPEN class(シリーズチャンピオン)
- JAF ジュニアカート選手権 FP-Jr CADET 部門(シリーズ2位)
- 2012年 - APG CUP YAMAHA SS class(シリーズチャンピオン)
- 2013年
- JAF ジュニアカート選手権 FP-Jr 部門(シリーズ4位)
- 鈴鹿選手権シリーズ YAMAHA SS class(シリーズチャンピオン)
- CIK-FIA ASIA PACIFIC Championship(併催レース)FP-Jr class(優勝)
- 2014年
- JAF 地方カート選手権 FS-125 部門(シリーズ3位)
- PETRONAS Challenge CUP(シリーズチャンピオン)
- ROK by VORTEX CUP INTERNATOINAL FINAL 世界大会(6位)
- 2015年
- オートバックス全日本カート選手権 FS-125 部門(シリーズ3位)
- CIK-FIA ASIA PAIFIC Championship X30 Challenge(優勝)
- 2016年
- オートバックス全日本カート選手権 KF部門(シリーズ3位)
- Super FJ 日本一決定戦(3位)
- 2017年
- オートバックス全日本カート選手権OK部門(シリーズ3位)
- Super FJ 日本一決定戦(優勝)
- 鈴鹿サーキットレーシングスクール フォーミュラ(SRS-F)主席 スカラシップ獲得
- 2018年
- FIA-F4選手権(シリーズ2位)
- オートバックス全日本カート選手権OK部門(シリーズ3位)
- 2019年
- FIA フォーミュラ3(シリーズ24位)
- ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ(シリーズ6位)
- 2020年
- 全日本スーパーフォーミュラ選手権(Rd.1 スポット参戦)
- 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(シリーズ4位)
- 2021年
- 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(シリーズチャンピオン)
- SUPER GT GT300クラス(シリーズ25位)
- 2022年
- 2023年 - SUPER GT GT300クラス(シリーズ3位)
- 2024年 - SUPER GT GT500クラス
FIA フォーミュラ3選手権
編集年 | チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019年 | カーリン・バズ・レーシング | CAT FEA 24 |
CAT SPR 15 |
LEC FEA Ret |
LEC SPR Ret |
RBR FEA Ret |
RBR SPR 22 |
SIL FEA 25 |
SIL SPR 16 |
HUN FEA 21 |
HUN SPR Ret |
SPA FEA 11 |
SPA SPR 8 |
MNZ FEA 11 |
MNZ SPR 29 |
SOC FEA 20 |
SOC SPR 19 |
24位 | 1 |
(key)
ユーロフォーミュラ・オープン・チャンピオンシップ
編集年 | エントラント | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019年 | カーリン・モータースポーツ | LEC 1 6 |
LEC 2 8 |
PAU 1 DNS |
PAU 2 7 |
HOC 1 11 |
HOC 2 8 |
SPA 1 8 |
SPA 2 6 |
HUN 1 6 |
HUN 2 6 |
RBR 1 |
RBR 2 |
SIL 1 |
SIL 2 |
CAT 1 9 |
CAT 2 1 |
MNZ 1 2 |
MNZ 2 3 |
6位 | 115 |
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
編集年 | チーム | エンジン | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020年 | TODA RACING | TODA RACING | TRM 1 3 |
TRM 2 7 |
TRM 3 5 |
OKA 1 4 |
OKA 2 4 |
SUG 1 Ret |
SUG 2 3 |
SUG 3 5 |
AUT 1 3 |
AUT 2 2 |
AUT 3 3 |
SUZ 1 5 |
SUZ 2 3 |
SUZ 3 5 |
FSW 1 4 |
FSW 2 4 |
FSW 3 4 |
4位 | 54 | ||
2021年 | B-MAX RACING TEAM | SPIESS | FSW 1 1 |
FSW 2 2 |
FSW 3 2 |
SUZ 1 1 |
SUZ 2 1 |
SUZ 3 1 |
AUT 1 5 |
AUT 2 1 |
AUT 3 C |
SUG 1 2 |
SUG 2 1 |
SUG 3 2 |
TRM 1 2 |
TRM 2 4 |
TRM 3 7 |
TRM 1 4 |
TRM 2 10 |
TRM 3 8 |
1位 | 109 |
スーパーフォーミュラ
編集年 | チーム | シャシー | エンジン | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2020年 | Buzz Racing Team with B-MAX | ダラーラ・SF19 | ホンダ | TRM DNS |
OKA | SUG | AUT | SUZ | SUZ | FSW | NC | 0 |
(key)
SUPER GT
編集年 | チーム | 使用車両 | クラス | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021年 | TEAM UPGARAGE | ホンダ・NSX GT3 | GT300 | OKA 11 |
FSW 9 |
SUZ DNS |
TRM 10 |
SUG 12 |
AUT 16 |
TRM Ret |
FSW Ret |
25位 | 4 |
2022年 | TOMEI SPORTS | 日産・GT-R NISMO GT3 | OKA | FSW | SUZ | FSW | SUZ | SUG | AUT | TRM 10 |
36位 | 1 | |
2023年 | KONDO RACING | OKA 10 |
FSW 1 |
SUZ 4 |
FSW 4 |
SUZ Ret |
SUG 10 |
AUT 5 |
TRM 6 |
3位 | 50 | ||
2024年 | 日産・フェアレディZ GT500 | GT500 | OKA 12 |
FSW 13 |
SUZ 9 |
FSW |
SUZ |
SUG |
AUT |
TRM |
13位* | 2* |
関連項目
編集脚注
編集- ^ a b c clicccar(クリッカー)(インタビュアー:H@ty)「スーパーフォーミュラ挑戦のチャンスを掴んだ名取鉄平選手の挑戦【スーパーフォーミュラ2020】」『株式会社三栄』、2020年9月15日 。2021年1月31日閲覧。
- ^ a b "クロめし 笛吹川フルーツ公園周辺を散策". ウッティタウン6丁目. 16 January 2018. テレビ山梨. 2021年1月31日閲覧。
AZ山梨サーキットに注目の高校生レーサー/姉はサーキットクイーン
- ^ a b c d e “高校生レーシングドライバー山学高・名取鉄平”. 山梨学院ニュースファイル. 山梨学院パブリシティセンター (2018年4月27日). 2021年1月31日閲覧。
- ^ 名取りな (@rina_suzuka39) - X(旧Twitter)
- ^ 『鈴鹿サーキットクイーン39期生 2017 NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レースでデビュー』(PDF)(プレスリリース)モビリティランド、2017年3月10日 。2021年1月31日閲覧。
- ^ 『TEAM UP GARAGE 2021 体制発表』(プレスリリース)アップガレージ、2021年1月15日 。2021年1月31日閲覧。
- ^ 名取鉄平、1年間活動休止を表明。「一年を棒に振りたくなかった」と決断も、オファーあれば撤回もautosport web(2022-01-25).01-26閲覧
- ^ “第5回 名取 鉄平選手 前編”. 株式会社山一商事. 2024年12月14日閲覧。
- ^ スーパー耐久にNISSAN MECHANIC CHALLENGEが復活。フェアレディZでST-3に参戦 - オートスポーツweb・2022年3月15日
- ^ 編集部, autosport web (2022年10月24日). “スーパーGT第8戦もてぎのエントリーリストが発表。名取鉄平がRUNUP RIVAUX GT-Rから参戦 | スーパーGT”. autosport web. 2024年12月14日閲覧。
- ^ ニッサン/NMC、2023年のGT300におけるGT-R使用チームを発表。56号車には名取鉄平が加入autosport web(2023-02-17).03-06閲覧
- ^ ニッサン/NMC、2024年のGT500ラインアップを発表。タイヤ、ドライバーとも変革の年にauto sport web(2024年1月18日)
外部リンク
編集- Teppei Natori Official site
- DRIVER DATABASE
- 名取鉄平 (@teppeinatori) - X(旧Twitter)