吉野利弘
日本の英語学者
人物
編集千葉県茂原市出身。英語史を専門とし、古英語、中英語、英語英文学研究史を主に研究・講義。古英語韻文の統語論に始まり、イギリスにおける英語英文学研究思想の発生・変遷などについての造詣が深い。大学卒業後、いったん高校教諭の職に就くが、一念発起して大学院に入学。大学院在学中にフルブライト奨学金受給生となり、2年6ヶ月にわたり渡米。その後長年、立教大学にて教鞭を執ったが2006年に定年退職。
学歴
編集学位
編集- 文学修士(英文学) 東京都立大学 (1970年)
- A.M.(English) ペンシルベニア大学 (1975年)
- Ph.D.(English Philology) ペンシルベニア大学 (1984年)
学位請求論文: Poetic Syntax in the Old English Meters of Boethius: A Comparative Study of Verse & Prose
職歴
編集著書・論文
編集- "A Restriction on Passivization in Old English" (1977年)
- 「ヴァリエーションの意味条件」 (1984年)
- 「OE頭韻詩とME頭韻詩との文体上の差異 -大修辞形をめぐって-」 (1989年)
- 「文字の発達」 (1994年)
- "Saeswife or Sae Swife? -A Case for a Bird's Eye-view of an OE Poetic Text-" (1995年)