吉祥院 (山形市)
山形県山形市にある寺院
吉祥院(きちじょういん)は、山形県山形市にある天台宗の寺院。護国院とも称する。山号は守国山。本尊は千手観音で、最上三十三観音第3番札所である。
吉祥院 | |
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観音堂 | |
所在地 | 山形県山形市大字千手堂509 |
位置 | 北緯38度18分38.3秒 東経140度20分10.7秒 / 北緯38.310639度 東経140.336306度座標: 北緯38度18分38.3秒 東経140度20分10.7秒 / 北緯38.310639度 東経140.336306度 |
山号 | 守国山 |
院号 | 吉祥院、護国院 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | 千手観音 |
創建年 | 伝・737年(天平9年) |
開基 | 伝・行基 |
正式名 |
守國山吉祥院 守國山護國院 |
札所等 | 最上三十三箇所 第3番札所 |
文化財 |
木造観世音菩薩立像 (重要文化財) |
公式サイト | 吉祥院 |
法人番号 | 5390005000043 |
歴史
編集天平9年(737年)勅願により行基が創建したと伝えられ、かつては円福寺と号していた。また、元は漆山村の観音屋敷にあり、後に現在地に移されたとも伝承される。承和4年(837年)の記録[1]には出羽国守・小野宗成が済苦院を最上郡に建立したとあるが、これを吉祥院と比定する説もある[2]。
延文5年(1360年)に斯波兼頼が本堂を再建した。戦国時代から江戸時代にかけて山形城主であった最上氏の帰依を得て、天文12年(1542年)に最上義守によって寺が再建されたという[3]。慶安元年(1648年)には江戸幕府より朱印地を与えられた。なお江戸時代初期には最上三十三観音巡礼札所の第1番札所とされ、慶長8年(1603年)に最上義光が納めた扁額には「奉納 第一番千手堂」とある。後に第三番札所となった。
文化財
編集参考文献
編集- 日本歴史地名大系(オンライン版) 小学館 (『日本歴史地名大系』 平凡社、1979年~2002年 を基にしたデータベース)
外部リンク
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