吉 智首(きち の ちしゅ/ちす/おびと)は、奈良時代貴族医師。名は知須とも表記する。氏姓は吉(無姓)のち吉田連。典薬頭吉宜の近親か。官位従五位下出雲介

 
吉智首
時代 奈良時代
生誕 不明
死没 不明
別名 知須
官位 従五位下出雲介
主君 元正天皇聖武天皇
氏族 吉(無姓)→吉田連
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経歴

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元正朝養老3年(719年従五位下叙爵する。

聖武朝神亀元年(724年)に一族の吉宜と共に吉(無姓)から吉田連に改氏姓している。平城京の田村里に居住していたことから吉田と称したとされる[1]。また、時期は不明ながら出雲介に任ぜられた。没年は不詳だが、『懐風藻』によれば享年68とされる。

『懐風藻』に『七夕』と題する漢詩作品1首が収録されている。

官歴

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注記のないものは『続日本紀』による。

脚注

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  1. ^ 『続日本後紀』承和4年6月28日条
  2. ^ 『懐風藻』

参考文献

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