吉富駅 (福岡県)
福岡県築上郡吉富町にある九州旅客鉄道の駅
吉富駅(よしとみえき)は、福岡県築上郡吉富町大字広津にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。吉富町の中心駅[1]。福岡県の鉄道駅では最も東にある。
吉富駅 | |
---|---|
![]() 駅舎(2006年8月) | |
よしとみ Yoshitomi | |
◄三毛門 (2.0 km) (1.8 km) 中津*► | |
![]() | |
福岡県築上郡吉富町大字広津[1]351-2 | |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 50.0 km(小倉起点) |
電報略号 | ヨト |
駅構造 | 地上駅(盛土上)[1] |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
287人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1995年(平成7年)4月20日[1][2] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
歴史
編集京都府(山陰本線)に同名の駅が存在するため、駅名を「豊前吉富駅」にする案もあった[3]。1989年(平成元年)3月11日のダイヤ改正で開業を見込んでいたが、町議会での反対に遭い頓挫[3]。結局開業は1995年(平成7年)になった[1][2]。当駅開業以前の吉富町の最寄駅は、豊前市にある三毛門駅または大分県中津市にある中津駅だった。
ホーム建設費は地元出身の女性が、駅舎は製薬会社が寄付した[4]。
年表
編集駅構造
編集築堤上に8両編成が停車可能な有効長165 mの相対式ホーム2面2線を有する地上駅[7]。ホーム全体がカーブしている[1]。開業当初からの半円状の形態を有する駅舎がある[4]。駅舎は吉富町の施設「ふるさとセンター」と合築である[1]。
かつてはJR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅であったが、2014年7月より無人駅となった[6]。SUGOCAの利用が可能であるが、カード販売は行わずチャージのみ取扱を行う[8]。自動券売機設置(オレンジカード使用不可)。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■日豊本線 | 下り | 中津・柳ケ浦方面 |
2 | 上り | 行橋・小倉方面 |
利用状況
編集2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は287人であり、JR九州の駅としては第291位である[9]。
近年の1日平均乗車人員は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2016年(平成28年) | 343 |
2017年(平成29年) | 358 |
2018年(平成30年) | 352 |
2019年(令和元年) | 355 |
2020年(令和2年) | 257 |
2021年(令和3年) | 268 |
2022年(令和4年) | 287 |
駅周辺
編集周辺は吉富町の中心部。住宅地の中にある。
バス路線
編集以下の2路線が発着する。停留所は2路線とも同一箇所に設置されている。
- 吉富町巡回バス - 「JR吉富駅」停留所
- 北回り・南回り
- 中津市コミュニティバス豊前・中津線 - 「吉富駅前」停留所
築上東部乗合タクシーは当駅には発着しない。当駅の最寄りとなる停留所は「吉富町役場前」である。
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f g h i 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、24頁。
- ^ a b c “「吉富駅」の開業に沸く、買い物も便利に・JR日豊線”. 西日本新聞(朝刊) (西日本新聞社): p. 22. (1995年4月21日)
- ^ a b 弓削信夫『福岡県JR全駅』葦書房、1993年10月15日、203頁。ISBN 4751205293。
- ^ a b 弓削信夫『福岡鉄道風土記』葦書房、1999年1月16日、115-116頁。ISBN 4751207334。
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日)
- ^ a b “JR吉富駅:来月から無人化 駅舎に管理人配置/福岡”. 毎日新聞(地方版・福岡) (毎日新聞社): p. 21. (2014年6月6日)
- ^ 朝日新聞1994年11月3日西部版朝刊 30ページ第2社会面
- ^ SUGOCA 利用可能エリア 九州旅客鉄道、平成28年3月26日時点(2016年10月5日閲覧)。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2022年度)”. 九州旅客鉄道. 2024年1月24日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 吉富駅(駅情報) - 九州旅客鉄道