台南捷運
台南捷運(たいなんしょううん、正体字: 臺南捷運)は、台湾台南市で計画中の捷運である。正式名称は台南都会区大衆捷運系統(臺南都會區大眾捷運系統)。
台南捷運 Tainan Metro | |
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基本情報 | |
国 | 台湾 |
所在地 | 台南市 |
種類 | 都市鉄道 |
公式サイト | https://traffic-tsb.tainan.gov.tw/RTO |
詳細情報 |
台南捷運 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 臺南捷運 |
拼音: | Táinán Jiéyùn |
注音符号: | ㄊㄞˊ ㄋㄢˊ ㄐ|ㄝˊ ㄩㄣˋ |
発音: | タイナンジエユン |
台湾語白話字: | Tâi-lâm chiat ūn |
日本語漢音読み: | たいなんしょううん |
英文: | Tainan Metro |
概要
編集1990年代に台湾政府によって計画されていた案では、紅線:台江 - 沙崙、藍線:中洲寮 - 億載金城、緑線:新化 - 台南機場、の3路線であった。 しかし、予算の都合上建設には至らなかった。費用対効果を加味して紅線の代替として台鉄沙崙線の建設が2005年に決定し、2011年に開業した。
当初は「軽軌」としつつもライトレールによる路面電車路線計画だったが、2015年台南市交通局の提案により交通量や道路幅の関係上、道路上の専有面積が少ない全線高架の跨座式モノレール(現地では輕軌捷運、單軌捷運と表記される。)方式が有力視され[1]、2017年に細部設計の完成、2018年に着工の方針を示した。 また、高雄捷運紅線の岡山路竹延伸線をさらに台南市域に延伸させることについて、高雄市側とそれぞれの市域内を自己負担することで合意している[2]。
2016年5月、交通局は台南市長頼清徳に正式な路線計画を提出することになった。総事業費は3-400億台湾ドル程度と見込まれており、市政府の承認後[3][4][5]、10月に優先整備路線網の藍線と緑線のフィジビリティスタディ(F/S)報告を交通部に提出した[6]。
2017年3月、緑線と一部の藍線(台鉄大橋駅 - 巴克礼公園/台鉄林森駅の東側)が中央政府の前瞻基礎建設計画リストに組み込まれ、整備が確定しているほか、それぞれの延伸線と橘線などの実現可能性調査費用に補助金が支給されている[7]。11月24日、交通局傘下に「捷運工程処準備処」を設立[8]。2018年10月23日、正式に台南市政府捷運工程処が発足、藍線と緑線の実現可能性調査の審査がそれぞれ国家発展委員会と交通部で通過した。
路線一覧
編集線名 | 区間 | 距離 | 規格 | 車両 基地 |
F/S | 総合計画 | 入札 | 起 工 |
完 工 |
試 運 転 |
市 政 府 承 認 |
交 通 部 承 認 |
開業 (予定) | ||||||||||||
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系統 | 路線 | 着 手 |
提 出 |
交 通 部 承 認 |
国 発 会 承 認 |
行 政 院 承 認 |
着 手 |
環 境 ア セ ス 提 出 |
環 保 署 承 認 |
交 通 部 承 認 |
国 発 会 承 認 |
行 政 院 承 認 |
公 示 |
落 札 | |||||||||||
緑線 | 府城横貫線 | 平実転運駅 - 台南駅 - 安億転運駅 - 永華市政中心 | 11.9 | 中運量 跨座式モノレール |
安平機廠 | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||||||
延伸線 | 平実転運駅 - 大埔駅 | 5.5 | ○ | ||||||||||||||||||||||
藍線 | 中華環線・支線 | 大橋駅 - 平実転運駅 - 関帝庁駅 - 文化中心駅・仁徳転運駅 | 8.6 | 仁徳機廠・帰仁機廠 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | ● | 2031年 | |||||||||
延伸線 | 仁徳転運駅 - 関廟国中駅・緑能科学城駅 | 14.8 | ○ | ○ | |||||||||||||||||||||
大橋駅 - 佳里 | 17.4 | 計画中 | |||||||||||||||||||||||
紅線 | 府城縦貫線 | 文化中心駅 - 高雄捷運大湖駅 | 11.5 | 南機廠 | ○ | ||||||||||||||||||||
延伸線 | 文化中心駅 - 玉井 | 37.6 | 計画中 | ||||||||||||||||||||||
深緑線 | 台南山手線 | 高鉄台南駅 - 新市 | 19.1 | ○ | |||||||||||||||||||||
黄線 | 善化駅 - 文化中心駅 | 32.6 | 計画中 | ||||||||||||||||||||||
棕線 | 麻豆 - 白河 | 28.3 | 計画中 | ||||||||||||||||||||||
紫線 | 新営駅 - 佳里 | 28.3 | 計画中 | ||||||||||||||||||||||
橘線 | 佳里 - 善化駅 - 玉井 | 36.6 | 計画中 |
出典
編集- ^ “打造台南捷運 總統大選後揭曉”. 自由時報. (2015年9月18日) 2016年5月22日閲覧。
- ^ “〈南部〉高捷延伸台南 將高架避開台鐵路線”. 自由時報. (2015年11月19日) 2016年5月22日閲覧。
- ^ “〈南部〉規劃2路線 捷運拚107年啟動”. 自由時報. (2016年5月17日) 2016年5月22日閲覧。
- ^ “台南要蓋單軌捷運 遊客叫好 市民說不會坐”. Youtube/東森新聞網. (2016年5月17日) 2016年5月22日閲覧。
- ^ “高架式軽量モノレール」設置を推進、 台南公共交通網は間もなく完成”. 台南市政府. (2016年9月6日) 2016年12月23日閲覧。台南ニュース
- ^ “台南單軌捷運系統 交通局:上月已報交通部核定”. 自由時報. (2016年11月2日)
- ^ “〈南部〉溪北爭首條捷運 採高架跨座式 單軌”. 自由時報. (2017年5月30日)
- ^ “先進臺南 前瞻啟航 臺南市捷運工程處籌備處正式成立”. 台南市政府交通局運輸管理科. (2017年11月24日) 2017年12月5日閲覧。
- ^ “南部・台南に大量高速輸送システム建設へ 2019年の着工目指す/台湾”. フォーカス台湾. (2017年11月8日)
関連項目
編集外部リンク
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