古謝樹

神奈川県横浜市保土ケ谷区出身のプロ野球選手

古謝 樹(こじゃ たつき、2001年8月18日 - )は、神奈川県横浜市保土ケ谷区出身のプロ野球選手投手)。左投左打。東北楽天ゴールデンイーグルス所属。

古謝 樹
東北楽天ゴールデンイーグルス #17
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 神奈川県横浜市保土ケ谷区
生年月日 (2001-08-18) 2001年8月18日(23歳)
身長
体重
181 cm
76 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2023年 ドラフト1位
初出場 2024年5月25日
年俸 2300万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

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プロ入り前

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WBSC U-18野球ワールドカップ
(2023年8月28日 東京ドーム)

横浜市立瀬戸ケ谷小学校時代に山友スターズ(58期生[2])で野球を始め、横浜市立岩崎中学校では軟式野球部に所属していた[3]

湘南学院高等学校では当時臨時コーチを務めていた小倉清一郎から指導を受けた[4]。3年夏は神奈川大会3回戦で県立相模原にコールド負けを喫した[5]。3年間で甲子園大会出場はなかった。

高校卒業後は桐蔭横浜大学へ進学し、2年春からリーグ戦に登板。3年秋のリーグ戦では5勝を記録して優勝に貢献し、最優秀投手賞を受賞した[6]。4年春に出場した全日本大学野球選手権大会では、仙台大学との初戦で自己最速を更新する153km/hを計測した[7]日米大学野球選手権大会、侍ジャパンの壮行試合などに出場した後、2023年9月6日にプロ志望届を提出した[8]。同期に伊禮海斗がいる[8]

2023年10月26日のドラフト会議では常廣羽也斗前田悠伍を抽選で外した東北楽天ゴールデンイーグルスが外れ外れ1位にて交渉権を獲得した[9]。11月14日、契約金1億円、年俸1600万円で入団に合意(金額は推定)[10]。背番号は17[11]

楽天時代

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2024年はオープン戦で2試合に登板するも防御率4.50という成績で[12]、開幕一軍入りはならなかった[13][14]。5月25日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初登板初先発となり、6回2失点と粘投したものの[15]、打線の援護に恵まれずプロ初黒星[16]。登録抹消を経て[17]6月8日の中日ドラゴンズ戦で2度目の一軍先発登板となり、6回2失点に抑えてプロ初勝利を挙げた[18]

選手としての特徴

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力感がなく出どころの見えにくい投球フォーム[19]湘南学院高校1年時、かつて横浜高校松坂大輔らを育てた小倉清一郎が臨時コーチに就任し、同氏の指導で成瀬善久を参考にして[20]作り上げたものであり、最大の特徴である[21]

持ち球は最速153km/hのストレート[7]スライダー[22]フォーク[23][注 1]チェンジアップ[25]などを投じる。130km/h前後のスライダーを決め球としている[22]

人物

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詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2024 楽天 15 15 0 0 0 5 8 0 0 .385 347 83.1 70 10 31 1 7 58 0 0 42 40 4.32 1.21
通算:1年 15 15 0 0 0 5 8 0 0 .385 347 83.1 70 10 31 1 7 58 0 0 42 40 4.32 1.21
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手












2024 楽天 15 5 7 1 0 .923
通算 15 5 7 1 0 .923
  • 2024年度シーズン終了時

記録

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初記録
投手記録
打撃記録
  • 初打席:2024年6月8日、対中日ドラゴンズ2回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、2回表にウンベルト・メヒアから投犠打失策

背番号

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  • 17(2024年 - )

代表歴

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脚注

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注釈

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  1. ^ 落差のある球種だが、ツーシームと表現されることもある[24]

出典

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  1. ^ 楽天 - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2024年11月14日閲覧
  2. ^ History」『山友スターズ』。2023年11月9日閲覧
  3. ^ 岩崎中出身古謝樹さん 楽天からドラ1指名 「下剋上」胸に1軍舞台へ」『タウンニュース 保土ケ谷区版』2023年11月9日。2023年11月9日閲覧
  4. ^ 阪神スカウトらが注目する「古謝樹」って何者? “就活の場”で最速153キロを叩き出す半端ない伸びしろ…急成長のウラに“あの名参謀”(高木遊)」『Number Web』2023年6月16日。2023年9月6日閲覧
  5. ^ 相模原、新旧4番の活躍で湘南学院に圧勝/神奈川 - 高校野球夏の地方大会」『日刊スポーツ』2019年7月18日。2023年9月6日閲覧
  6. ^ 桐蔭横浜大の150キロ左腕・古謝樹がプロ一本を宣言 ことし初練習に「気持ち高ぶる」【大学野球】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年1月10日。2023年9月6日閲覧
  7. ^ a b 桐蔭横浜大・古謝、自己最速の153キロ 10回タイブレークで4失点も9回まで0封【全日本大学選手権】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年6月6日。2023年9月6日閲覧
  8. ^ a b 保坂淑子「桐蔭横浜大の最速153キロ左腕・古謝樹、生長蓮、伊禮海斗がプロ志望届を提出 - アマ野球」『日刊スポーツ』2023年9月6日。2023年9月6日閲覧
  9. ^ ドラ1左腕が「空から降ってきた」 手荒い祝福にファン困惑「映画みたい」」Full-Count、2023年10月27日。2023年10月28日閲覧
  10. ^ 【楽天】ドラ1古謝樹が契約金1億円、年俸1600万円で契約合意「見たことない数字で驚いた」」『日刊スポーツ』2023年11月14日。2024年2月17日閲覧
  11. ^ 【楽天】ドラ1の古謝樹が背番号17初披露 大学時代から背負う相棒に「やっぱり自分は17」」『日刊スポーツ』2023年11月24日。2024年2月17日閲覧
  12. ^ 2024年度 東北楽天ゴールデンイーグルス 個人投手成績(オープン戦)」『日本野球機構』。2024年5月26日閲覧
  13. ^ 24年度「開幕一軍」の登録公示 楽天は新守護神則本・ドラ5松田含む29名」『BASEBALL KING』2024年3月28日。2024年5月26日閲覧
  14. ^ 【開幕1軍ルーキー】度会隆輝&西舘勇陽ら15人が1軍登録 西武1位・武内夏暉は開幕1軍ならず」『日テレNEWS NNN』2024年3月28日。2024年5月26日閲覧
  15. ^ 【楽天】ドラ1・古謝樹はデビュー戦勝利ならず 6回2失点も援護なし」『スポーツ報知』2024年5月25日。2024年5月26日閲覧
  16. ^ a b 楽天ドラフト1位・古謝樹、プロ初登板で6イニング2失点も援護なく黒星 「回を追うごとに自分の投球ができるように」”. 中日スポーツ (2024年5月25日). 2024年9月28日閲覧。
  17. ^ ロッテ沢村拓一、西武増田達至、楽天島内宏明、阪神ノイジー、巨人馬場皐輔ら抹消/27日公示”. 日刊スポーツ (2024年5月27日). 2024年9月28日閲覧。
  18. ^ a b 【楽天】「自信がない」が口癖だったドラ1古謝樹プロ初勝利「始まったかなっていう感じはする」”. 日刊スポーツ (2024年6月9日). 2024年9月28日閲覧。
  19. ^ 2023年ドラフト戦線の隠れた実力派 150キロ左腕の桐蔭横浜大・古謝樹は、球速よりも「球質」で勝負する」web Sportiva、2023年4月27日。2023年11月17日閲覧
  20. ^ 【ドラフト】楽天1位・古謝樹 成長を支えた〝下克上〟魂「下からはい上がる強い気持ちを持って」」東京スポーツ、2023年10月26日。2023年11月17日閲覧
  21. ^ 【ドラフト】楽天1位指名の桐蔭横浜大・古謝樹が小倉清一郎氏に感謝「プロでもこのフォームで」」スポーツ報知、2023年10月26日。2023年11月17日閲覧
  22. ^ a b 【楽天】ドラ1ルーキーの古謝樹がイースタン・リーグで6回8奪三振 スライダーで要所を締める”. 日刊スポーツ (2024年4月7日). 2024年7月7日閲覧。
  23. ^ 楽天・ドラ1古謝樹が鷹打線相手に6回無失点!館山氏「山川・近藤が当たらない」と絶賛した球種は?”. BASEBALL KING (2024年7月7日). 2024年7月7日閲覧。
  24. ^ ドラ1候補の桐蔭横浜大・古謝樹、国内7球団スカウトの前で勝利導く好投 6回無失点10奪三振”. 日刊スポーツ (2023年10月8日). 2024年7月7日閲覧。
  25. ^ 楽天のドラ1古謝は3回3失点も牧を空振り三振 今江監督は右打者への高めのチェンジアップを評価”. Sponichi Annex (2024年2月25日). 2024年7月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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