双陽区
(双陽県から転送)
双陽区(そうよう-く)は中華人民共和国吉林省長春市南東部に位置する市轄区。
中華人民共和国 吉林省 双陽区 | |
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吊水壷国家森林公園 | |
旧称:蘇斡延・通陽・春陽 | |
長春市中の双陽区の位置 | |
簡体字 | 双阳 |
繁体字 | 雙陽 |
拼音 | Shuāngyáng |
カタカナ転写 | シュワンヤン |
国家 | 中華人民共和国 |
省 | 吉林 |
副省級市 | 長春市 |
行政級別 | 市轄区 |
建置 | 清初 |
改制 | 1995年 |
面積 | |
総面積 | 1,663 km² |
人口 | |
総人口(2006) | 37.4 万人 |
経済 | |
電話番号 | 0431 |
郵便番号 | 130600 |
行政区画代碼 | 220112 |
公式ウェブサイト: http://www.shuangyang.gov.cn/ |
歴史
編集双陽に行政組織が設置されたのは清代になってからである。清朝は公文書を伝送する目的で各地に駅站を設置し、双陽もこうした駅站の一つであった。設置時期には諸説あり、『双陽県志』や『満洲国地方事情体系』では乾隆年間にスワヤン(蘇完延)站が設置されたとする一方、康熙年間に編纂された『柳辺紀略』ではニングタ(寧古塔)将軍(1683年にギリン(吉林)将軍と改称)管轄の22站の中のイバタン(一把淡、伊巴丹)站とイルメン(伊爾門、飲馬河)站の間にスワヤン(蘇瓦塩、双陽)站の名称が記録されている。また『寧古塔紀略』には双羊河站の名称で1681年(康熙20年)以前に設置されたとの記録もある。
清代を通して開発が制限された双陽地区であるが、1877年(光緒3年)以降は農業開発が進められ人口が次第に増加し、1910年(宣統2年)には駅站から双陽県に改編された。満洲国が成立すると1942年(康徳9年)に伊通県と合併し通陽県が成立した。満洲国崩壊後は伊通県も再度分割され、双陽県は春陽県(後に双陽県と改称)として再設置された。1995年7月6日に市轄区に改編され現在に至っている。
行政区画
編集4街道、3鎮、1民族郷を管轄:
交通
編集鉄道
編集中国地名の変遷 | |
建置 | 1910年 |
使用状況 | 双陽区 |
清 | 双陽県 |
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中華民国 | 双陽県 |
満洲国 | 双陽県 通陽県(1940年) |
国共内戦期間 | 春陽県(1946年) 双陽県(1946年) |
現代 | 双陽県 双陽区(1995年) |