原研二 (1949年生のドイツ文学者)
日本のドイツ文学者
原 研二(はら けんじ、1949年 - )は、日本のドイツ文学者。大妻女子大学教授。
宮崎県生まれ[1]。1972年東京大学文学部独文科卒、1978年同大学院人文科学研究科大学院独文学博士課程中退。1978年名古屋大学教養部講師、助教授、1986年東京都立大学助教授、教授、首都大学東京教授、2007年大妻女子大学教授[2]。
ドイツ語圏を中心とした芸術表象論、建築論のほか、文化史・思想史分野での翻訳を行う。
著書
編集翻訳
編集- 『ウィーン 聖なる春』(池内紀編、国書刊行会「ドイツの世紀末 第1巻」、1986年、新版1997年)共訳
- ハンス・ペーター・デュル『再生の女神 セドナ』(叢書ウニベルシタス・法政大学出版局、1992年)
- ハンス・ペーター・デュル 『サテュリコン』(叢書ウニベルシタス・法政大学出版局、1993年)
- ジョン・ノイバウアー『アルス・コンビナトリア─象徴主義と記号論理学』(ありな書房、1999年)
- ホルスト・ブレーデカンプ『フィレンツェのサッカー―カルチョの図像学』(叢書ウニベルシタス・法政大学出版局、2003年)
- ホルスト・ブレーデカンプ『モナドの窓―ライプニッツの「自然と人工の劇場」』(産業図書、2010年)
- ホルスト・ブレーデカンプ『芸術家ガリレオ・ガリレイ―月・太陽・手』(産業図書、2012年)
- ホルスト・ブレーデカンプ『ライプニッツと造園革命―ヘレンハウゼン、ヴェルサイユと葉っぱの哲学』(産業図書、2014年)
- エルネスト・グラッシ『形象の力―合理的言語の無力』(白水社〈異貌の人文学〉、2016年)