原市沼

埼玉県上尾市と伊奈町の境にある沼

原市沼(はらいちぬま)は、埼玉県上尾市大字原市北足立郡伊奈町大字小室の境界にある湖沼

原市沼(2010年7月)

概要

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伊奈氏屋敷跡に近く、北端を東北新幹線上越新幹線が通っている。湿地を形成し、野鳥湿生植物に恵まれている。流入・流出河川は原市沼川のみである。戦前まではの花が咲き続けていたが、戦後の食糧難で姿を消してしまった[1]。近年、行田市より古代蓮の種子を譲り受け、「原市沼を愛する会」の人々の努力により、蓮の花の再生に成功した[2]。蓮の花の見ごろは7月中旬 - 8月中旬の朝方である。

原市沼調節池

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上ノ池、中ノ池、下ノ池の3つに分かれて治水用の調節池を整備中であり、中、下池が概成している。

交通

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脚注

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  1. ^ 『写真アルバム 上尾・桶川・北本・鴻巣・伊奈の昭和』いき出版、2017年10月19日、55頁。ISBN 978-4-86672-004-3 
  2. ^ a b 原市沼と古代蓮 神崎秀春さん(原市地区) まちかど特派員だより”. 上尾市役所 (2014年3月3日). 2018年9月12日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯35度58分29.1秒 東経139度37分30.7秒 / 北緯35.974750度 東経139.625194度 / 35.974750; 139.625194