南美唄駅
かつて北海道美唄市に存在した国鉄南美唄支線(函館本線)の廃駅
南美唄駅(みなみびばいえき)は、かつて北海道美唄市南美唄町に存在した日本国有鉄道(国鉄)函館本線南美唄支線の貨物駅(廃駅)である。事務管理コードは▲130165[2]。
南美唄駅 | |
---|---|
みなみびばい Minami-Bibai | |
◄美唄 (3.0 km) | |
所在地 | 北海道美唄市南美唄町 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 函館本線南美唄支線 |
キロ程 | 3.0 km(美唄起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)12月1日 |
廃止年月日 | 1973年(昭和48年)9月9日[1] |
備考 | 路線廃止に伴い廃駅 |
歴史
編集三井美唄炭鉱の石炭輸送線として敷設された函館本線の支線の終点駅として開設。当初は貨物駅であったが、当炭鉱の殷賑と共に周辺人口が増加して南美唄市街が発展し、旅客の取扱いを行う一般駅となった。昭和30年代後半の石炭産業斜陽化の波を受けて同炭鉱が閉山し、優良坑のみを受け継いだ三井関連会社による中小規模の炭鉱運営となると、多くの人口がこの地から流出、またバスや車の発達などもあって旅客営業を取りやめ貨物駅に戻った。さらにその炭鉱も閉山すると、扱う貨物がなくなった当路線は廃止となり、廃駅となった。
当駅から炭鉱選炭施設までの1.2 km区間は、三井美唄炭鉱専用線(三美鉱業専用線)が接続していた[3]。
年表
編集駅構造
編集駅周辺
編集隣の駅
編集- 日本国有鉄道
- 函館本線南美唄支線
- 美唄駅 - (貨)南美唄駅
脚注
編集- ^ a b c d 『鉄道ファン』第35巻第8号、交友社、1995年8月、56頁。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、217頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 実際には当駅を通らずバイパスしている。
- ^ a b 『官報』 1931年11月28日 鉄道省告示第364号(国立国会図書館)
- ^ a b c d 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 1 北海道、新潮社、2008年、36頁。ISBN 978-4-10-790019-7。
- ^ 美唄市史年表。国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1962年撮影航空写真。全国専用線一覧より作業距離0.1 km。
- ^ 美唄市百年史 P1287。三井より譲渡された抜羽沢鉱区は三井美唄炭鉱のさらに奥地にあり、美唄市と三笠市にまたがっていた。坑口から三井美唄の選炭施設への3.6㎞はトラックで運搬され、三井美唄炭として扱われた。
- ^ 昭和7年度 線路一覧略図 札幌鉄道局発行
- ^ 昭和12年度 沿線炭鉱要覧 札幌鉄道局発行