南天堂書房
概要
編集大正期、松岡虎王麿が創業した書店。古くは1階が書店、2階が喫茶店兼レストランとなっていた。大正期から昭和初期にかけて、大杉栄や伊藤野枝などの作家やアナーキストたちが夜ごと集まり、議論を交わしていた。渡辺政太郎は白山上に移転前から、この店舗の2階に間借りしており「研究会」を主宰した[1]。
以前は1階が雑誌や書籍売り場、2階がコミック売り場となっていた。2014年夏に改装して売り場を1階のみに集約し、2階を学習塾(学研教室)に業態転換した。
2020年7月末日に一旦店舗を閉じ、改装して2023年7月に復活。売場面積25坪の総合書店。
関連書籍
編集- 寺島珠雄『南天堂 ―松岡虎王麿の大正・昭和―』皓星社、1999年9月。ISBN 4-7744-0268-0。
外部リンク
編集- 新文化オンライン 南天堂書房、3年ぶり〝復活〟
- 松岡正剛の千夜千冊 『南天堂』皓星社
- “明治から令和へ 文豪が集った街の書店がリニューアルオープン:文京区・南天堂書房|じんぶん堂”. 「好書好日」朝日新聞社 (2023年12月12日). 2024年2月24日閲覧。
脚注
編集- ^ 近藤憲二『一無政府主義者の回想』平凡社、1965年、47-48頁。全国書誌番号:65004085 NDLJP:3032585/34。