南クリル管区
ロシア連邦サハリン州の管轄区
南クリル管区(みなみクリルかんく、Южно-Курильский городской округ)、はロシア連邦サハリン州の管区。
南クリル管区 Южно-Курильский городской округ | |||
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国 | ロシア | ||
州 | サハリン州 | ||
成立 | 1946年6月5日 | ||
区庁所在地 | ユジノ・クリリスク | ||
政府 | |||
• 種別 | 都市管区 | ||
面積 | |||
• 合計 | 1,856.1 km2 | ||
人口 (2021年) | |||
• 合計 | 11,483人 | ||
• 密度 | 6.19人/km2 | ||
等時帯 | UTC+11 | ||
ウェブサイト | www.yuzhno-kurilsk.ru/ |
地理
編集ソ連及びロシアにとって主要都市から遠く離れた僻地であるため、手付かずの自然がそのまま残されており、多様な生態系に富むが、発展が遅れていた。近年では、国後島において開発が進められ、観光客を招致する計画もある。
歴史
編集1945年8月9日、ソビエト連邦は日ソ中立条約を破って日本への侵攻を開始し、千島列島全域を占領した。1946年6月5日、ハバロフスク地方南サハリン州の一部として、南クリル管区の設置を一方的に宣言した。1947年1月2日に、南サハリン州を廃止して、ハバロフスク地方から分離したサハリン州に編入した。
2006年6月、南クリル管区を南クリル都市管区に転換した。
人口
編集人口は横這い傾向にあり、2016年時点で、10,734人である。都市部への人口の集中が顕著であり、南部にある国後島の中心地ユジノクリリスクには人口の64.83%が集中する。
行政区分
編集10の集落からなる。人口はことわりのないものは2020年。
国後島
編集- Буровая Рудный:日本名は蘂取。人口は1人。
- Застава Докучаева:日本名はルルイ。現在は定住者はいない。
- Маяк Ловцова(セルゲエフカ):日本名は安渡移矢。現在は定住者はいない。
- Отрада(オトラダ):日本名は近布内。国後島最北の集落。人口は414人。
- Дубовое:泊村大字泊村に所在。人口は84人。
- Менделеево(メンデレーエフ):人口は40人。メンデレーエフ空港の開港のために泊村東沸付近に建設された。
- Южно-Курильск(ユジノクリリスク):日本名は古釜布。南クリルの中心地で最大の都市。人口は6983人(2024年)。
- Головнино(ゴロヴニノ):日本名は植内。かつての泊村の中心地。人口は153人。ロシア名はゴローニンの街の意味。
色丹島
編集現在、2つの集落を除き廃村状態である。
- Малокурильское(マロクリリスク):色丹島の中心地。日本名は斜古丹。人口は2,285人。ロシア語の地名は小千島の町の意味。
- Крабозаводское(クラバザヴォーツク):日本名は穴澗。人口1,515人。ロシア語の地名はカニ工場の町の意味。日本の拿捕漁船乗組員の収容所があることで知られる。国後島、択捉島を繋ぐヘリコプター便のヘリポートがある。