千里眼
遠隔地の出来事や未来また、人の心の中を感知する能力
千里眼(せんりがん)とは、道教における神・媽祖に仕えている神の名[1]。また、この神が持っていたとされる遠い場所のことをよく見知っていたり、まだ起きていない未来のことがわかる能力のこと[1]。
千里眼はもともと鬼神であったが、媽祖に調伏され改心し、従うようになったとされる[2]。
日本では、明治時代にこの能力を持つとする御船千鶴子や長尾郁子らが、福来友吉らの一部の学者と共に巻き起こした、公開実験や論争などの騒動「千里眼事件」が知られている[1]。
由来
編集南北朝時代に編纂された『魏書』に記された官僚の楊逸の逸話に由来するとされる[1]。楊逸は間諜を使って役人を監視し、役人の悪事を暴いていたとされるが、間諜を使っていることを知らない人々は楊逸が何でも見通していると恐れるようになったとされる[1]。
類義語
編集以下の様な単語が類義語としてある。