医王院 (小矢部市)

富山県小矢部市にある寺院

若宮山 医王院(わかみやさん いおういん)は、富山県小矢部市にある浄土宗の寺院。本尊は薬師如来阿弥陀如来
本尊の薬師如来に関しては行基の真作とみられ、病気の回復にご利益があるとされる。
他、閻魔大王が、境内にある閻魔堂の本尊として祀られている。

医王院
医王院 外観
所在地 富山県小矢部市埴生4476
位置 北緯36度39分51.1秒 東経136度51分07.6秒 / 北緯36.664194度 東経136.852111度 / 36.664194; 136.852111座標: 北緯36度39分51.1秒 東経136度51分07.6秒 / 北緯36.664194度 東経136.852111度 / 36.664194; 136.852111
山号 若宮山
宗旨 浄土宗
本尊 薬師如来および阿弥陀如来
正式名 若宮山 医王院
文化財富山県指定文化財
銅造阿弥陀如来座像
木造僧形八幡神座像
小矢部市指定文化財
仁王像
十王像
法人番号 3230005005299 ウィキデータを編集
医王院 (小矢部市)の位置(富山県内)
医王院 (小矢部市)
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歴史

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創建は慶雲三年(706)。天平元年(729)に医王院の勅号を賜ったと伝えられている。
天文十二年(1543)兵火にかかり堂宇が焼失。同十五年(1546)、現在地に再建された。
医王院の裏手には若宮古墳(富山県指定文化財・史跡)があり、こちらは6世紀初頭の築造とみられている。

文化財

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  • 銅造阿弥陀如来座像:富山県指定有形文化財
  • 木造僧形八幡神座像:富山県指定有形文化財
  • 仁王像:小矢部市指定文化財-明治二年(1869)に倶利伽羅長楽寺から移転祭祀された。
  • 十王像:小矢部市指定文化財-明治二年(1869)に倶利伽羅長楽寺から移転祭祀された[1]
    元々は慶長十七年(1612)、加賀藩前田利長の病気回復を願い、長楽寺の秀雅上人が寄進したもの。

主な仏事

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  • 1月1日 修正会(開始時刻 深夜零時)
  • 2月15日 涅槃会(開始時刻 午後二時)
  • 8月22日 閻魔会(開始時刻 午後七時)
  • 11月6日 十夜報恩講・祠堂経会(開始時刻 報恩講:午前十時 / 祠堂:午後一時半)

周辺施設

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  • 『倶利伽羅源平の郷 埴生口』:医王院の近隣にある休憩施設。館内には医王院についての解説や所蔵品が展示されている。

拝観情報

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アクセス
  • 『倶利伽羅源平の郷 埴生口』から徒歩2分。
  • 近隣に専用駐車場(無料)がある。医王院の外壁に、駐車場に至る案内板が表示されている。

参考文献

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  1. ^ 『立山×地獄展』(富山県立山博物館、2016)p.23

外部リンク

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