北沢 郁子(きたざわ いくこ、1923年8月22日 - 2018年9月8日[1])は、歌人

長野県松本市出身。松本高等女学校(現・長野県松本蟻ヶ崎高等学校)卒。1948年、歌誌『古今』に参加、福田栄一に師事する。「女人短歌会」に参加し、大西民子と交友を結ぶ。

1960年森村浅香[2]らと同人誌『藍』を創刊、発行人となる。1984年、歌集『塵沙』で第9回現代短歌女流賞受賞。2014年、歌集『道』で第48回迢空賞候補。その他「その人を知らず」「月輪」「想ひの月」などの歌集がある。

著書

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  • 『歌集 その人を知らず』古今社 古今叢書 1956
  • 『歌集 感傷旅行』四季書房 1959
  • 『微笑 北沢郁子歌集』五月書房 1962
  • 『桃李 歌集』新星書房 1973
  • 『春のかぎり 歌集』新星書房 1976
  • 『歌集 一管の風』不識書院、1980
  • 『歌集 塵沙』不識書院、1984
  • 『菜の花抄 北沢郁子歌集』短歌新聞社 現代短歌全集 1988
  • 『歌集 柔繭』砂子屋書房、1993
  • 『夢違 北沢郁子歌集』藍叢書 砂子屋書房、1995
  • 『回想の大西民子』砂子屋書房 1997
  • 『歌集 菊雛』短歌研究社、1999
  • 『北沢郁子歌集』砂子屋書房 現代短歌文庫 2001
  • 『歌集 夜半の芍薬』不識書院、2001
  • 『歌集 マティスの窓辺』不識書院、 2003
  • 『想ひの月 歌集』不識書院 2005年
  • 『歌集 神の木陰』角川書店、2007
  • 『歌集 冬のなでしこ』不識書院 藍叢書 2011 
  • 『道 歌集』不識書院 藍叢書 2013

脚注

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  1. ^ 『文藝家協会ニュース』9月号
  2. ^ 作家豊田三郎の妻、作家・森村桂の母。

参考

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