北森 武彦(きたもり たけひこ、1955年6月1日 - )は、日本化学者学位は、工学博士。国立清華大學(台湾)の玉山榮誉講座教授、ルンド大学(スウェーデン)の名誉客員教授、ハノイ自然科学大学(ベトナム)の顧問ディレクター、東京大学特任教授[1]および 神奈川県立産業技術総合研究所の理事長[2]である。また、マイクロ化学技研株式会社の取締役兼CTOである。専門は拡張ナノ流体デバイス工学、分析化学、マイクロ・ナノ科学、レーザー分光分析法である。趣味は、ピアノとモータースポーツ

きたもり たけひこ

北森 武彦
生誕 1955年6月1日
日本の旗 日本
出身校 埼玉県立浦和高等学校
東京大学
職業 神奈川県立産業技術総合研究所 理事長
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研究

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10~1000 nmサイズの空間を「拡張ナノ空間」と命名し、マイクロ/拡張ナノ空間の化学・バイオを研究するための基盤技術を開発している。また、微小空間ならではの特異的な現象の解明を目指すと共に、それらのユニークな特徴を活用した新たなデバイスを創成している。特に、バイオデバイスでは、細胞のサイズよりも桁違いに小さい拡張ナノ空間を用いて、単一細胞・単一分子レベルで分析可能なデバイスの構築に取り組んでいる。

経歴

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  • 1980年3月 東京大学教養学部基礎科学科卒業(物理・数学コース)
  • 1980年4月 (株)日立製作所エネルギー研究所研究員
  • 1989年2月 工学博士
  • 1989年4月 東京大学工学部助手
  • 1990年6月 東京大学工学部講師
  • 1991年11月 東京大学工学部助教授
  • 1998年4月-2009年3月 (財)神奈川科学技術アカデミープロジェクトリーダー兼任
  • 1998年7月 東京大学工学部教授
  • 2002年4月-2004年3月 化学とマイクロ・ナノシステム研究会会長
  • 2004年4月-2008年3月 化学とマイクロ・ナノシステム研究会 監事
  • 2005年 Chemical and Biological Microsystems Society 副会長
  • 2006年4月-2008年3月 日本分析化学会副会長
  • 2008年4月-2010年3月 東京大学評議員、工学系研究科副研究科長
  • 2008年4月-2011年3月 日本分析化学会監事
  • 2009年10月 南オーストラリア大学Adjunct Research Professor
  • 2010年4月-2012年3月 東京大学評議員、工学系研究科研究科長、工学部長
  • 2010年6月 中国湖南大学国家重点研究センター 国際諮問委員
  • 2012年3月 八大学工学系連合会 会長
  • 2012年4月-2014年3月 東京大学副学長
  • 2013年4月 東京大学環境安全本部長
  • 2019年7月 台湾教育省により中華民国108年 玉山学者に選出
  • 2020年2月 国立清華大學(台湾)玉山榮誉講座教授(玉山学者)
  • 2020年4月 東京大学 マイクロナノ多機能デバイス連携研究機構 特任教授
  • 2020年 ルンド大学 名誉客員教授
  • 2020年9月 スウェーデン王立科学アカデミーの外国人会員(終身)に選出
  • 2023年4月 神奈川県立産業技術総合研究所理事長

受賞

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出典

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外部リンク

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先代
新設
八大学工学系連合会会長
2012年
次代
原田昇