北村道子
北村 道子(きたむら みちこ、1949年 - )は、日本のスタイリスト、衣裳デザイナー。石川県金沢市出身[1]。フリーランスで活動。
人物・来歴
編集10代の頃にはサハラ砂漠やアメリカ大陸などを放浪する旅に出た[1]。その後パリに約1年間滞在。パリで観た黒澤明の映画『蜘蛛巣城』に衝撃を受ける[2]。
1975年頃(30歳頃)より活動し、1986年フリーランスとなる。主に映画界で活躍するほか、宇多田ヒカルやUAなどのアーティストや、NHK『ドレミノテレビ』での衣裳も担当する。また映画『アカルイミライ』(監督・黒沢清)のメイキングフィルム『曖昧な未来、黒沢清』(2002年)では、製作スタッフとして自身が出演している。舞台作品では、日本のダンスカンパニーDAZZLE(ダズル)の公演衣裳を『Re:d』『花ト囮』の2度にわたって手がけている。
『妖怪大戦争』での豊川悦司(加藤保憲役)と栗山千明(アギ役)の2人に関しては、彼ら専属のスタイリストとして映画にクレジットされている。
フィルモグラフィ
編集- それから(1985)
- キッチン(1989)
- 幻の光(1995)
- 東京日和(1997)
- あ、春(1998)
- 双生児 -GEMINI-(1999)
- 殺し屋1(2001)
- 水の女(2002)
- アカルイミライ(2003)
- DEAD END RUN(2003)
- トーリ 第2話「心の刀」(V) (2004)
- トーリ 第5話 「or」 (V) (2004)
- CASSHERN(2004)
- 恋の門(2004)
- 東京ゾンビ(2005)
- 46億年の恋(2005)
- メゾン・ド・ヒミコ(2005)
- 乱歩地獄(2005)
- 妖怪大戦争(2005)
- インプリント ぼっけえ、きょうてえ(2005)
- 笑う大天使(2006)
- スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(2007)
ビブリオグラフィ
編集いずれも作品集である。
- 『Tribe 北村道子作品集』、朝日出版社、1995年9月 ISBN 425595027X
- 『衣裳術』、リトル・モア、2008年2月22日 ISBN 4898152333
- 『衣裳術 2』、リトル・モア、2018年12月10日 ISBN 4898154972
脚注
編集- ^ a b “スタイリスト・北村道子が学生たちに語る、人生=暇つぶしの中で自分を楽しむ方法とは?【前編】 | 【GINZA】東京発信の最新ファッション&カルチャー情報 | INTERVIEW”. 【GINZA】東京発信の最新ファッション&カルチャー情報 (2019年3月1日). 2022年1月17日閲覧。
- ^ Masukawa, Chiharu (2019年5月6日). “70代の今も現役スタイリストとして活躍する北村道子の生き方とは?”. Harper's BAZAAR. 2022年1月17日閲覧。
外部リンク
編集- michikokitamura.com[リンク切れ] - 公式ウェブサイト