北村嘉行

日本の地理学者

北村 嘉行(きたむら よしゆき、1937年1月 - 2010年11月2日)は、経済地理学を専門とした日本地理学者東洋大学教授[1][2]。主な研究テーマは、日本中華人民共和国工業地理学[1]

経歴

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東京[3]ないし長野県に生まれ、長野県で育つ[1]

1955年東京学芸大学に入学し[1]1959年に教育学部初等教育学科を卒業した後[2]1960年立正大学大学院に進み[1]1962年に文学研究科地理学専攻修士課程を修了して[2]、東京都の公立高等学校教諭となり、東京都立世田谷工業高等学校で教鞭を執り、さらに1967年東京都立荻窪高等学校に移った[1]

大学在学中から高校教員になってからも、板倉勝高井出策夫竹内淳彦らとともに、東京や京浜工業地帯の工業の研究に従い[1]上野和彦らとともに、東京学芸大学を拠点とする工業地理学の研究グループの中核を担った[4]

1975年東洋大学文学部助教授に転じ、1983年に教授へ昇任した後、2000年に改組により[1]、社会学部第一部社会学科教授となった[2]

この間、1979年には、「伊勢崎機業地域における出機地域の移動に関する研究」により、立正大学から文学博士を取得した[5]

2007年に東洋大学を定年退職して、名誉教授となった[1]

おもな著書

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単著

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編著

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  • 中国工業の地域変動、大明堂、2000年
  • 中小工業の地理学、三恵社、2008年

共著

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  • 青木英一との共著)世界を読む、大明堂、1997年(改訂版、原書房、2005年)
  • 石井實井出策夫との共著)写真・工業地理学入門、大明堂、2002年

共編著

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  • 板倉勝高との共編著)地場産業の地域、大明堂、1980年
  • (井出策夫、竹内淳彦との共編著)地方工業地域の展開、大明堂、1986年
  • 寺阪昭信富田和暁との共編著)情報化社会の地域構造、大明堂、1989年
  • (竹内淳彦との共編著)東アジアの工業と経済開発、大明堂、1993年

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 上野和彦「北村嘉行名誉会員を偲ぶ」『学芸地理』第65号、2010年、1-2頁、CRID 1050569943996115456 
  2. ^ a b c d 北村 嘉行”. researchmap. 科学技術振興機構. 2024年4月22日閲覧。
  3. ^ “北村 嘉行”の紙の本一覧”. honto. 大日本印刷. 2024年4月22日閲覧。
  4. ^ 上野和彦「東京学芸大学工業地理学の軌跡」『学芸地理』第72号、2016年、43-63頁、CRID 1050006994042400768 
  5. ^ 伊勢崎機業地域における出機地域の移動に関する研究”. 国立国会図書館. 2024年4月22日閲覧。

外部リンク

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