加藤精神
加藤 精神(かとう せいしん、明治5年9月29日〈1872年10月31日〉 - 昭和31年〈1956年〉10月18日)は、真言宗豊山派の学僧、仏教学者、文学博士、大正大学名誉教授。
略歴
編集愛媛県伊予郡北伊予村生まれ[1]。1882年10月、石手寺に入り、翌年得度した[1]。1887年精神と改名し、上京する[1]。1891年、哲学館(現在の東洋大学)を卒業した後、さらに1893年に新義派大学林(後に大正大学に吸収合併)を卒業[1]。奈良の長谷寺にて研鑽を積み、1897年権大僧都に任命される[1]。1908年から豊山大学教授を務め、1918年より豊山大学第2代、1923年より第3代学長。大正大学創立とともに同大教授となり、1927年4月、東洋大学教授となる(仏教科主任)[1]。他東京帝国大学、立正大学講師を歴任。さらに、1934年より大正大学(第5代)、1940年より第8代学長歴任し、1952年より東洋大学学長(第18代)、1955年に同学長(第19代)を再任したが、学長在任中に順天堂病院滝野川分院で逝去した[1]。
家族
編集著書
編集- 『大日如来の研究』豊山公論社 1916
- 『密教と現代思潮』伝道叢書 豊山派宗務所教学部 編. 新興社 1920
- 『観音経通俗講話』新興社 1926
- 『仏教哲理の発達』大東出版社 1932
- 『般若理趣経講説』(日本宗教講座) 東方書院 1934
- 『弘法大師伝の新研究』私家版 1936
- 『般若理趣経研精録』秋渓文庫, 1938
- 『観音経講話』有光社 1940
- 『大乗仏教の起原及び発達』大蔵出版 1957
著作集
編集- 『加藤精神著作集 密教学論』加藤純隆編(世界聖典刊行協会、1978年)
翻訳
編集論文
編集脚注
編集外部リンク
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