力行(りっこう、りきこう、りょっこう、りょくこう)とは、鉄道において電車機関車等のモーターエンジンの動力を車輪駆動輪)に伝えて加速、または上り勾配均衡速度を保つこと。 通常は主幹制御器(マスコン)に付いているハンドル操作によって行う。自動車ではアクセルを踏んでいる状態に相当する。対してその運動エネルギー熱エネルギー電気エネルギーなどに変換して減速することをブレーキまたは制動といい、どちらでもない状態(平坦ならほぼ一定速度を保つが、実際は列車抵抗のために僅かずつ速度が落ちてゆく)を惰行(だこう)という。

東京メトロ10000系電車のマスコンハンドル。
写真は制動最終段の奥となるマスコン・キーの抜取(ぬきとり)位置で、切(きり = 中立)位置から手前に引くと力行となる。

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