劍龍猛虎

日本の元大相撲力士

劍龍 猛虎(けんりゅう たけとら、1932年1月15日 - 1998年1月25日[1])は、時津風部屋に所属した元力士。元関脇巨砲丈士の実父。本名は松本 隆一(まつもと りゅういち)。現在の福岡県嘉麻市出身。168cm、81kg。最高位は東十両筆頭。得意技は左四つ、下手投げ。

経歴

編集

1947年6月場所に初土俵。1953年3月場所に十両昇進。1955年5月場所は東十両筆頭まで躍進したが5勝10敗と負け越し、ついに入幕はならず、右膝の負傷で途中休場した1957年5月場所限りで廃業した。

主な成績

編集
  • 通算成績:225勝209敗22休 勝率.518
  • 十両成績:103勝131敗6休 勝率.440
  • 現役在位:34場所
  • 十両在位:16場所

場所別成績

編集
劍龍 猛虎
春場所 三月場所 夏場所 秋場所
1947年
(昭和22年)
x x 新序
3–2 
西序ノ口3枚目
2–4 
1948年
(昭和23年)
x x 西序ノ口筆頭
5–1 
東序二段11枚目
3–3 
1949年
(昭和24年)
西序二段5枚目
9–3 
x 東三段目12枚目
7–8 
西三段目13枚目
8–7 
1950年
(昭和25年)
東三段目11枚目
休場
0–0–15
x (番付外) 東序二段
10–4–1 
1951年
(昭和26年)
西三段目31枚目
12–3 
x 西三段目9枚目
10–5 
西幕下26枚目
8–7 
1952年
(昭和27年)
東幕下20枚目
7–8 
x 東幕下21枚目
9–6 
西幕下11枚目
9–6 
1953年
(昭和28年)
西幕下5枚目
10–5 
西十両18枚目
6–9 
東幕下筆頭
5–3 
東十両18枚目
8–7 
1954年
(昭和29年)
東十両17枚目
3–12 
東幕下2枚目
5–3 
東十両21枚目
9–6 
東十両17枚目
10–5 
1955年
(昭和30年)
西十両8枚目
8–7 
東十両6枚目
10–5 
東十両筆頭
5–10 
東十両5枚目
4–11 
1956年
(昭和31年)
東十両9枚目
3–12 
西十両19枚目
6–9 
東十両22枚目
11–4 
東十両13枚目
4–11 
1957年
(昭和32年)
西十両20枚目
8–7 
東十両17枚目
6–9 
東十両20枚目
引退
2–7–6[2]
x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

改名歴

編集
  • 松本 隆一(まつもと りゅういち)1947年6月場所 - 1950年9月場所
  • 陣太刀 隆一(じんだち りゅういち)1951年1月場所 - 1953年9月場所
  • 劍龍 猛虎(けんりゅう たけとら)1954年1月場所 - 1957年5月場所

参考文献

編集
  • 大相撲力士名鑑平成13年版、水野尚文、京須利敏、共同通信社、2000年、ISBN 978-4764104709

出典

編集
  1. ^ 相撲人名鑑(劍龍 猛虎)
  2. ^ 右膝関節捻挫により9日目から途中休場

関連項目

編集

外部リンク

編集