前橋八幡宮(まえばしはちまんぐう)は群馬県前橋市本町にある神社旧社格県社。前橋の総鎮守とされる[1][2]

前橋八幡宮

拝殿
地図
所在地 群馬県前橋市本町2丁目7-2
位置 北緯36度23分20秒 東経139度04分14秒 / 北緯36.38889度 東経139.07056度 / 36.38889; 139.07056 (前橋八幡宮)座標: 北緯36度23分20秒 東経139度04分14秒 / 北緯36.38889度 東経139.07056度 / 36.38889; 139.07056 (前橋八幡宮)
主祭神 品陀和気命
社格県社
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前橋八幡宮のイチョウ。

概要

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『前橋風土記』によれば、貞観年間在原業平の苗裔、業重朝臣の子孫(長野氏の先祖)が奉祀したものという[3]。社伝では貞観年間に男山八幡宮(石清水八幡宮)を勧請したとされ、上野国府在庁官人在原氏の名が見えること、国府所在地が元総社町であること、東山道が近隣を通ることなどから、上野国府八幡として勧請されたものとも考えられる[4]

社殿は古墳とされる小丘上に位置する[5][2]

永禄10年(1567年)に兵火に遭う[6]北条高広元亀2年(1571年)の寄進状、平岩親吉天正19年(1591年)の寄進状、酒井重忠慶長7年(1602年)の寄進并諸役免許状など、戦国時代から江戸時代にかけての前橋城主の書状が残る[2]

明治6年(1873年)3月30日県社に列せられた[7]

昭和20年(1945年)8月5日夜の前橋空襲で社殿は全焼し、社殿脇のイチョウの木にも火が燃え移ったが枯死は免れた。

文化財

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前橋市指定重要文化財[8]

  • 伯牙弾琴鏡(昭和50年12月24日指定)
  • 八幡宮文書 一巻九通(昭和50年12月24日指定)

脚注

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  1. ^ 野條 1898, p. 167.
  2. ^ a b c 丸山 & 近藤 1978, pp. 108–109.
  3. ^ 古市 1913, pp. 24–25.
  4. ^ 前橋市史編さん委員会 1984, pp. 657–659.
  5. ^ 豊国 1923, pp. 13–15.
  6. ^ 古市 1913, 25丁.
  7. ^ 丑木 2001, p. 36-38.
  8. ^ 市指定文化財一覧|前橋市”. www.city.maebashi.gunma.jp. 2023年10月7日閲覧。

参考文献

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  • 丑木, 幸男 編『上野国神社明細帳』 4巻、群馬県文化事業振興会、2001年2月20日、36-38頁。 
  • 豊国, 義孝 編『上毛及上毛人』上毛郷土史研究会、1923年9月1日、13-15頁。 
  • 野條, 愛助 編『前橋案内』前橋 厩城館、1898年11月20日、167頁https://www1.library.pref.gunma.jp/winj/archive/jpeg/1101414045/album00001.html 
  • 古市, 剛 編『前橋風土記』豊田義孝、1913年、25-26頁。doi:10.11501/1183477 
  • 前橋市史編さん委員会 編『前橋市史』 第五巻、前橋市、1984年2月1日、657-659頁。 
  • 丸山, 知良、近藤, 義雄『上州のお宮とお寺 神社篇』上毛新聞社、1978年12月10日、108-109頁。 

外部リンク

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