切目川ダム
切目川ダム(きりめがわダム)は、和歌山県日高郡印南町の二級河川切目川に設置された多目的ダム。洪水調節と水道水源の確保を目的とする。事業者は和歌山県。
沿革
編集沿革の出典については、和歌山県河川課のホームページによる[1]。
水害
編集- 1605年(慶長10年)8月
- 1705年(宝暦6年)9月
- 1899年(明治22年)8月 - 切目、南部両川筋において死者73人、家屋流出220戸
- 1907年(明治44年)9月
- 1934年(昭和9年)9月 - 室戸台風による被害
- 1950年(昭和25年)9月 - ジェーン台風による被害
- 1953年(昭和28年)7月 - 紀州大水害。家屋流出72戸。半壊101戸、浸水604戸
- 1988年(昭和63年)9月 - 床上浸水41戸、田畑浸水197ha
- 2011年(平成23年)9月 - 平成23年台風第12号による被害
渇水
編集- 1883年(明治16年) - 夏場に65日間一滴も雨が降らず、水稲が枯死全滅
- 1967年(昭和42年) - 5月から6月にかけて干ばつ。切目川の中流部から河口部にかけて表流水が皆無状態
- 1989年(平成元年)8月
- 1990年(平成2年)8月
- 1995年(平成6年)8月
ダム建設
編集建設の中止をめぐる判断
編集2010年、国が全国のダム事業の見直しを表明し、切目川ダムについても建設にストップがかかった。2011年、国からダムの再検証を指示された和歌山県は検証を行った結果、「事業継続が妥当」と判断して国に報告した。これにより切目川ダムの事業は再開され、2012年3月に工事契約が行われた[3]。
脚注
編集- ^ “切目川ダム建設事業”. 和歌山県 県土整備部 河川・下水道局 河川課. 2019年12月29日閲覧。
- ^ “切目川ダム竣工式、待望の完成祝う”. 紀州新聞 (2015年3月30日). 2019年12月29日閲覧。
- ^ “切目川ダム建設 山肌の掘削進む”. 日高新報 (2012年10月31日). 2019年12月29日閲覧。