凛城きら
宝塚歌劇団専科に所属する男役
来歴
編集2004年、宝塚音楽学校入学。
2006年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に92期生として入団[3]。入団時の成績は16番[3]。宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」で初舞台[3][2]。その後、雪組に配属[3]。
2012年1月21日付で宙組へと組替え[4]。
男女両役をこなす演技巧者として、専科異動後は各組に特別出演を続けている[6]。
主な舞台
編集初舞台
編集- 2006年3 - 5月、宙組『NEVER SAY GOODBYE』(宝塚大劇場のみ)
雪組時代
編集- 2006年9 - 12月、『堕天使の涙』『タランテラ!』
- 2007年2 - 3月、『ノン ノン シュガー!!』(バウホール) - デイブ/エルビス
- 2007年5 - 8月、『エリザベート』 - 新人公演:黒天使
- 2007年10月、『シルバー・ローズ・クロニクル』(ドラマシティ・日本青年館) - ラリー
- 2008年1 - 3月、『君を愛してる-Je t'aime-』 - 新人公演:アルセスト(本役:凰稀かなめ)『ミロワール』
- 2008年5 - 6月、『凍てついた明日』(バウホール) - ジェレミー・メスヴィン[注釈 1]
- 2008年8 - 11月、『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』 - 新人公演:エスコバル(本役:彩吹真央)
- 2008年12 - 2009年1月、『カラマーゾフの兄弟』(ドラマシティ・赤坂ACTシアター) - ユーリー
- 2009年3 - 5月、『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』 - リトル・クロウ、新人公演:メンドーサ大佐(本役:彩吹真央)
- 2009年7 - 10月、『ロシアン・ブルー』 - ゲンナディ・ヴァルコンスキー、新人公演:ミハイル・ゲロヴァニ(本役:汝鳥伶)『RIO DE BRAVO!!』
- 2009年11 - 12月、『雪景色』(バウホール・日本青年館) - 喜六/巳之助[注釈 2]/平有盛
- 2010年2 - 4月、『ソルフェリーノの夜明け』 - ルチアーノ、新人公演:マンフレッド・ファンティ(本役:未来優希)『Carnevale(カルネヴァーレ)睡夢(すいむ)』
- 2010年6 - 9月、『ロジェ』 - 新人公演:シュミット(本役:緒月遠麻)『ロック・オン!』
- 2010年10 - 11月、『はじめて愛した』(ドラマシティ・日本青年館) - アンリ
- 2011年1 - 3月、『ロミオとジュリエット』 - 新人公演:ティボルト(本役:緒月遠麻)
- 2011年4 - 5月、『黒い瞳』 - トリオ(愛)『ロック・オン!』(全国ツアー)
- 2011年7月、『ハウ・トゥー・サクシード』(梅田芸術劇場) - コーヒーボーイ
- 2011年9 - 11月、『仮面の男』 - 侍従、新人公演:ロシュフォール(本役:大湖せしる)『ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』
- 2011年12 - 2012年1月、『Samourai』(ドラマシティ・日本青年館) - マティアス
宙組時代
編集- 2012年4 - 7月、『華やかなりし日々』 - ロイ・ストーン/ハリソン・デイン、新人公演:アーサー・シェルドン(本役:凰稀かなめ)『クライマックス』
- 2012年8 - 11月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』 - ルッツ、新人公演:ヤン・ウェンリー(本役:緒月遠麻)
- 2013年1月、『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』(博多座) - アンスバッハ/ジャン・ロベール・ラップ
- 2013年3 - 6月、『モンテ・クリスト伯』 - ムハンマド『Amour de 99!!-99年の愛-』
- 2013年7 - 8月、『the WILD Meets the WILD』(バウホール) - デイヴィッド・ノースブルック
- 2013年9 - 12月、『風と共に去りぬ』 - ウィリー
- 2014年2 - 3月、『翼ある人びと-ブラームスとクララ・シューマン-』(ドラマシティ・日本青年館) - ベートーヴェン?
- 2014年5 - 7月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - ダグー大佐
- 2014年9月、『SANCTUARY(サンクチュアリ)』(バウホール) - ギーズ公
- 2014年11 - 2015年2月、『白夜の誓い -グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』 - ベールヴァルド『PHOENIX 宝塚!!-蘇る愛-』[注釈 3]
- 2015年4月、『New Wave!-宙-』(バウホール)
- 2015年6 - 8月、『王家に捧ぐ歌』 - 神官ヘレウ
- 2015年10 - 11月、『メランコリック・ジゴロ』 - 浮浪者『シトラスの風III』(全国ツアー)
- 2016年1 - 3月、『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』 - パーリー卿ウィリアム・セシル『HOT EYES!!』
- 2016年5月、『王家に捧ぐ歌』(博多座) - 神官ヘレウ
- 2016年7 - 10月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - ツェップス
- 2016年11 - 12月、『バレンシアの熱い花』 - バルカ『HOT EYES!!』(全国ツアー)
- 2017年2 - 4月、『王妃の館-Château de la Reine-』 - 丹野二八『VIVA! FESTA!』
- 2017年6月、『パーシャルタイムトラベル 時空の果てに』(バウホール) - クレマン/バーソロミュー
- 2017年8 - 11月、『神々の土地』 - 皇后アレクサンドラ『クラシカル ビジュー』
- 2018年1月、『不滅の棘(とげ)』(ドラマシティ・日本青年館) - コレナティ
- 2018年3 - 6月、『天(そら)は赤い河のほとり』 - キックリ『シトラスの風-Sunrise-』
- 2018年7 - 8月、『WEST SIDE STORY』(梅田芸術劇場) - クラプキ巡査
- 2018年10 - 12月、『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』 - 鳥羽上皇『異人たちのルネサンス』 - フランチェスコ・パッツィ
- 2019年2 - 3月、『群盗-Die Räuber-』(ドラマシティ・日本青年館) - モール伯爵
- 2019年4 - 7月、『オーシャンズ11』 - ニック・スタイン/ルーベン・ティシュコフ
- 2019年8 - 9月、『追憶のバルセロナ』 - ジャン・クリストフ『NICE GUY!!』(全国ツアー)
- 2019年11 - 2020年2月、『El Japón(エル ハポン)-イスパニアのサムライ-』 - レルマ公爵『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』
- 2020年8月、『壮麗帝』(ドラマシティ) - ハフサ
- 2020年11 - 2021年2月、『アナスタシア』 - イポリトフ伯爵
- 2021年4月、『夢千鳥』(バウホール) - 藤岡正/久本信夫
- 2021年6 - 9月、『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』 - マイクロフト・ホームズ『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』
専科時代
編集- 2021年11 - 12月、宙組『バロンの末裔』 - トーマス『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』(全国ツアー)
- 2022年5月、月組『ブエノスアイレスの風』(日本青年館・ドラマシティ) - ロレンソ[6]
- 2022年11 - 12月、月組『ブラック・ジャック 危険な賭け』 - スノードン卿『FULL SWING!』(全国ツアー)
- 2023年4 - 5月、花組『二人だけの戦場』(梅田芸術劇場・東京建物 Brillia HALL) - ハウザー大佐
- 2023年8 - 9月、雪組『愛するには短すぎる』 - ブランドン・オサリバン/ジェラルド・ウォーバスク『ジュエル・ド・パリ!!』(全国ツアー)[7]
- 2024年3 - 7月、月組『Eternal Voice 消え残る想い』 - ジェームズ[注釈 4]
- 2024年8 - 9月、月組『琥珀色の雨にぬれて』 - ジョルジュ・ドゥ・ボーモン伯爵『Grande TAKARAZUKA 110!』(全国ツアー)[8]
- 2025年3月、『マジシャンの憂鬱』『Jubilee』(博多座)
出演イベント
編集- 2007年1月、『清く正しく美しく』
- 2009年6月、『百年への道』
- 2018年2月、『宙組誕生20周年記念イベント』
- 2024年11 - 12月、美穂 圭子 35th Anniversary Dinner&Concert『Dear My Home -あなたに贈る物語-』
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、13頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c 宝塚 宙組の凛城きらが専科へ異動 デイリースポーツ。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 118.
- ^ 『2011年宝塚 Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2012年、85頁。ISBN 978-4-484-12505-3。
- ^ 宝塚歌劇団の凛城きらが専科へ組替え 松風輝は宙組副組長に 美風舞良は花組副組長に スポニチAnnex。
- ^ a b 『TAKARAZUKA REVUE 2022/SUPERIOR MEMBERS』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、121頁。ISBN 978-4-86649-194-3。
- ^ 宝塚 雪組全国ツアー開幕 トップ彩風咲奈「魅力を感じてもらえるよう駆け抜ける」 デイリースポーツ。
- ^ 【宝塚】月組異色の新トップコンビ 鳳月杏「大事に受け継がれてきた」重み胸にプレお披露目開幕 日刊スポーツ。
参考文献
編集- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。