前立腺肥大症の内視鏡検査(ないしきょうけんさ)は、手術前検査として前立腺肥大症による尿道の閉塞程度知る上で必要で重要な検査である。
正常であれば丸い筈の膀胱頚部が縦型の隙間として観察できる。
尿道のスペースが完全につぶれ、前立腺肥大症の左右からの圧迫を確認できる。
精丘から尿道括約筋にかけての尿道粘膜は正常である。上部の半円の「しわ」は尿道括約筋によって生じるくびれである。経尿道的前立腺切除術の際に、尿道括約筋を切らないようにこの「しわ」を注意して手術を行う。