内田英治
日本の映画監督、脚本家
内田 英治(うちだ えいじ、1971年[1] - )は、日本の映画監督、脚本家。自身の監督作品の小説版を書くことも多い。
うちだ えいじ 内田 英治 | |||||||||
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生年月日 | 1971年 | ||||||||
出生地 | ブラジル リオデジャネイロ | ||||||||
出身地 | 日本 大分県 | ||||||||
職業 | 映画監督・脚本家 | ||||||||
ジャンル | 映画・テレビドラマ | ||||||||
活動期間 | 2004年 - | ||||||||
事務所 | CRG(Creative Guardian) | ||||||||
主な作品 | |||||||||
映画 『グレイトフル・デッド』 『獣道』 『ミッドナイトスワン』 配信ドラマ 『全裸監督』 | |||||||||
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略歴
編集リオデジャネイロで生まれ、父親の仕事の関係でブラジル国内で引っ越しを繰り返す。10歳のときに日本に帰国し、大分県で少年期を過ごす[2]。
高校卒業後に上京し『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』のアシスタント・ディレクターとして就職、「ダンス甲子園」などを約1年間担当。その後海外放浪生活を経て、『週刊プレイボーイ』のライターとなる[3][4]。
1999年、テレビドラマ『教習所物語』で脚本家デビュー。2004年に『ガチャポン!』で映画監督デビュー。2005年でテレビドラマ『劇団演技者。』の「ロンリー・マイルーム」で初演出を手掛ける[3]。
『グレイトフルデッド』(2014年11月新宿ミラノ座にて公開)で海外映画祭初出品。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013、ファンタスティックフェスト(テキサス州US)、レインダンス映画祭(ロンドンUK)、2015年には世界3大ファンタ映画祭のブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭(ベルギー)など多くの国際映画祭で上映されてイギリスのレーベル、サード・ウィンドウ・フィルムズで配給もされた。次作『下衆の愛』(2016年4月公開)はテアトル新宿にてスマッシュヒットを記録。本作は東京国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭(オランダ)をはじめ、30以上の海外主要映画祭にて上映。イギリスではDVD販売、ドイツでは10館規模で公開された。海外映画祭サイトTaste of Cinema2016では日本映画祭部門の5位にランクイン。
受賞
編集- 第44回日本アカデミー賞 優秀監督賞・優秀脚本賞(2021年、『ミッドナイトスワン』)[5]
主な作品
編集映画
編集注記ない場合は、監督・脚本担当
- キューティーガール 美少女ボウラー危機一発(2003年)- 脚本のみ担当
- ガチャポン!(2004年)- 映画監督デビュー作
- しあわせなら手をたたこう(2005年)
- TOPLESS(2008年)
- 地球でたったふたり(2008年)
- 僕らの方程式(2008年)
- ビートロック☆ラブ(2009年)
- だから俺達は、朝を待っていた(2009年、未公開)
- 最高でダメな男 築地編(2010年) - 藤橋誠と小澤雅人も監督担当。脚本は福島芳樹 、森田剛行が担当[6]
- 世界最後の日々(2012年)
- ド・ノマール(2012年) - 監督のみ
- メタルカ METALCA(2014年)
- グレイトフルデッド(2014年)
- 家族ごっこ(2015年)
- 下衆の愛 - LOWLIFE LOVE(2016年)
- 身体を売ったらサヨウナラ(2017年)[7]
- 獣道(2017年)[8]
- ダブルミンツ(2017年)
- 神と人との間(2018年)
- 家族マニュアル(2019年)
- ミッドナイトスワン(2020年) - 小説も担当
- タイトル、拒絶(2020年) - プロデューサー
- 異動辞令は音楽隊!(2022年) - 小説も担当
- 探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年)- 監督を片山慎三と分業[9]
- サイレントラブ(2024年)[10] - 小説も担当
- マッチング(2024年2月23日) - 小説も担当
- 誰よりもつよく抱きしめて(2025年) - 監督のみ
テレビドラマ
編集- 教習所物語(1999年9月26日、TBS) - 八津弘幸、本田亨(脚本協力)と脚本担当。
- 劇団演技者。(2005年11月9日 - 11月30日、フジテレビ) - 「第14回公演作:ロンリー・マイルーム」演出担当
- なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?(2014年10月 - 12月、メ〜テレ)
- Iターン(2019年7月13日 - 9月28日、テレビ東京)[11]
- 向こうの果て(2021年5月14日 - 7月2日、WOWOW) - 監督担当[12]
- 雪女と蟹を食う(2022年7月9日 - 9月24日、テレビ東京) - 監督担当
- 落日(2023年9月10日 - 10月1日、WOWOW)- 監督担当[13]
配信ドラマ
編集脚注
編集- ^ a b “第5回香川レインボー映画 > ゲストプロフィール祭”. 2014年11月4日閲覧。
- ^ “内田英治 自己紹介”. EIJI UCHIDA WORKS 2014年11月4日閲覧。
- ^ a b “内田英治プロフィール”. 内田英治オフィシャルブログ. 2014年11月4日閲覧。
- ^ “【映画と生きる】「グレイトフルデッド」内田英治監督 ブラジル生まれ、元週刊誌記者 - 異色の経歴が生む無手勝流ムービー(2/4)”. 産経ニュース. (2014年11月3日) 2014年11月4日閲覧。
- ^ 第44回 日本アカデミー賞 優秀賞決定!、日本アカデミー賞公式サイト、2021年2月9日閲覧。
- ^ “MovieWalker > 最高でダメな男 築地編”. MovieWalker. 2014年11月4日閲覧。
- ^ “身体を売ったらサヨウナラ : 作品情報”. 映画.com. 2019年4月14日閲覧。
- ^ “伊藤沙莉と須賀健太が「下衆の愛」監督の新作で共演、地方でもがく少年少女の物語”. 映画ナタリー. (2016年4月18日) 2016年4月19日閲覧。
- ^ “伊藤沙莉が歌舞伎町で宇宙人に迫る…内田英治×片山慎三がW監督の主演映画が来年公開”. シネマトゥデイ (シネマトゥデイ). (2022年8月5日) 2024年1月22日閲覧。
- ^ "山田涼介が内田英治の監督作「サイレントラブ」で主演、ヒロインは浜辺美波". 映画ナタリー. ナターシャ. 11 September 2023. 2023年11月13日閲覧。
- ^ “古田新太がドラマ「Iターン」でムロツヨシを舎弟に「殴ってほしそうにしてる」”. 映画ナタリー (2019年5月9日). 2018年5月9日閲覧。
- ^ “松本まりか、連続ドラマ初主演「ずっと求めていた作品」 舞台・小説と連動プロジェクト”. ORICON NEWS (oricon ME). (2021年2月14日) 2022年4月5日閲覧。
- ^ “北川景子と吉岡里帆が初共演、湊かなえの「落日」WOWOWでドラマ化 監督は内田英治”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年5月31日). 2023年5月31日閲覧。
- ^ “松本まりか、80年代の女性新人監督に!主演映画『雨に叫べば』Amazonで配信へ”. cinemacafe.net (2021年10月12日). 2021年10月13日閲覧。
外部リンク
編集- カントク内田英治の「GO ON 日誌」 - 公式ブログ
- 内田英治 (@EijiUchidaFilm) - X(旧Twitter)
- 内田英治 - MOVIE WALKER PRESS
- Sony Music Artists