内山太郎
内山 太郎(うちやま たろう、1944年 - 2009年)は、日本の工学者。元慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授。
人物
編集専門はレーザーの研究。産業技術総合研究所等との共同研究で、レーザーによる空気のプラズマ発光を用いて、空中に3次元映像を表示する装置の試作に世界で初めて成功した[1]。
2009年5月3日に、スキー登山に出かけた富士山で行方不明となり[2]、同年9月19日に2合目付近で遺体が発見された[3][4]。
略歴
編集- 1944年 - 東京都に生まれる。
- 1968年 - 慶應義塾大学工学部電気工学科卒。
- 1970年 - 慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了。
- 1973年 - 慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程単位取得退学。
- 1973年 - 慶應義塾大学工学部助手。
- 1974年 - 工学博士。
- 1978年 - 慶應義塾大学工学部専任講師。
- 1979年 - 1980年、1982年、1984年 - マックス・プランク量子光学研究所客員研究員。
- 1988年 - 慶應義塾大学理工学部助教授。
著書
編集- 電磁気工学(培風館、2002年5月、ISBN 978-4563069551) - 共著
脚注
編集- ^ 空中に3次元映像が浮かぶ!レーザー研究者・内山太郎/Tech総研
- ^ 富士山で慶大教授不明 仲間3人とスキー登山 - 47NEWS、2009年5月3日
- ^ 5月から不明の慶大教授、遺体で発見 - 毎日jp(毎日新聞)、2009年9月26日
- ^ “慶應義塾大学 理工学部報 第59号 訃報 追悼 内山 太郎先生” (PDF). 慶應義塾大学 理工学部 (2010年9月20日). 2022年1月8日閲覧。