具聖潤
具 聖潤(ク・ソンユン、朝: 구성윤、1994年6月27日 - )は、大韓民国・ソウル特別市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・京都サンガF.C.所属。ポジションはゴールキーパー(GK)。韓国代表。
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名前 | ||||||
愛称 | ソンユン、ソンちゃん | |||||
カタカナ | ク ソンユン | |||||
ラテン文字 | Gu Sung-Yun | |||||
ハングル | 구성윤 | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 大韓民国 | |||||
生年月日 | 1994年6月27日(30歳) | |||||
出身地 | ソウル特別市 | |||||
身長 | 198.5cm | |||||
体重 | 82kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | 京都サンガF.C. | |||||
ポジション | GK | |||||
背番号 | 94 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
2007-2009 | 在鉉中学校 | |||||
2010-2012 | 在鉉高等学校 | |||||
2012 | セレッソ大阪U-18 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2012-2014 | セレッソ大阪 | 0 | (0) | |||
2015-2020 |
コンサドーレ札幌 北海道コンサドーレ札幌 | 167 | (0) | |||
2020-2022 | 大邱FC | 17 | (0) | |||
2021-2022 | → 金泉尚武(兵役) | 33 | (0) | |||
2023 | 北海道コンサドーレ札幌 | 8 | (0) | |||
2023 | → 京都サンガF.C.(loan) | 8 | (0) | |||
2024- | 京都サンガF.C. | |||||
代表歴2 | ||||||
2019- | 韓国 | 4 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2023年7月25日現在。 2. 2019年12月12日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
来歴
編集セレッソ大阪
編集在鉉高校時代の2010年に韓国高校最優秀ゴールキーパーに選ばれた。同年の済州島で開かれた全国大会に参加した際、セレッソ大阪の強化部長の目に留まり、18歳の誕生日を過ぎてすぐの2012年7月、入団テストを経て高校に在学しながらC大阪U-18に加入[1]。8月には2種登録選手としてトップチームに登録された[2]。
その実力を見出されて2013年より、正式にトップチームに加入[3]。プロキャリアが始まった。韓国代表の正GKでもあるキム・ジンヒョンがいた事もあり、公式戦の出場は無かった。
北海道コンサドーレ札幌
編集2015年にJ1、J2の複数クラブが獲得に乗り出し[4]、コンサドーレ札幌(現:北海道コンサドーレ札幌)へ完全移籍することを決めた[5]。J2開幕の栃木戦に起用され、公式戦デビューとなる。イ・ホスンが持つ2011年開幕でクラブ最年少開幕GKの21歳2カ月を20歳8カ月で更新した[6]。デビュー戦で2-0の後半ロスタイムに失点してしまうも2-1で勝利に貢献した[7]。地元紙からは「Jリーグ初出場ながら好セーブを見せた」「堅守が光った」と称賛された[8]。同年7月、東アジアカップに出場する韓国代表に初選出されるも[9]、出場機会がなかった。
2016年6月、リオデジャネイロオリンピックに出場するU-23韓国代表に選出[10]。正GKとして4試合中3試合に出場しベスト8入りに貢献した[11]。11月には鹿島アントラーズから1億円超のオファーを受け、高く評価されていたが2日に断りの連絡を入れ、札幌に残留することになった[12]。
2018年6月、ロシア・ワールドカップに出場する韓国代表の予備登録メンバーに選出。2019年9月5日に開催されたジョージア代表との親善試合にてA代表デビューを果たした。
大邱FC
編集2020年5月29日、新型コロナウイルスの影響でJリーグが中断する中、兵役義務のため当初の予定よりも早く韓国へ帰国することを決め、札幌から韓国の大邱FCへの完全移籍が発表された[13]。
兵役
編集2021年2月3日、兵役義務により金泉尚武FCに入隊する事が発表された[14]。加入1年目の同年、リーグ年間最優秀GKに選出された。
2022年9月7日、兵役を終え大邱FCに戻る事が発表されたが、本人の申し出により日本のクラブへ移籍する為9月8日、双方合意のもと契約解除する事が発表された。日本のクラブへの移籍が完了しても、選手の追加登録期限が終了しており、2022年シーズンの出場は叶わなかった。
北海道コンサドーレ札幌復帰
編集2022年10月9日、3季ぶりに北海道コンサドーレ札幌に復帰することが発表された[15]。10月に練習に合流し、2023年シーズンから出場可能となる。しかしベテランの菅野孝憲が正GKを務めたため、出場機会は復帰前よりも得られず、夏までにリーグ戦8試合の出場にとどまった。
京都サンガF.C.
編集2023年7月25日、出場機会を求めて京都サンガF.C.へ期限付き移籍[16]。自身加入前に、正GK若原智哉が長期離脱したため、加入後即座に正GKの座を確保。以降は太田岳志とポジションを争い、8試合に出場した。
2024年1月10日、京都サンガF.C.に完全移籍[17]。
所属クラブ
編集個人成績
編集国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2013 | C大阪 | 27 | J1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2014 | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
2015 | 札幌 | 25 | J2 | 33 | 0 | - | 1 | 0 | 34 | 0 | |
2016 | 33 | 0 | - | 0 | 0 | 33 | 0 | ||||
2017 | J1 | 33 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 36 | 0 | ||
2018 | 34 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 36 | 0 | |||
2019 | 33 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 34 | 0 | |||
2020 | 1 | 0 | 1 | 0 | - | 2 | 0 | ||||
韓国 | リーグ戦 | リーグ杯 | FA杯 | 期間通算 | |||||||
2020 | 大邱 | 52 | K1 | 17 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 19 | 0 |
2021 | 金泉 | 1 | K2 | 18 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 21 | 0 |
2022 | K1 | 15 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 16 | 0 | ||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2023 | 札幌 | 25 | J1 | 8 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 12 | 0 |
京都 | 94 | 8 | 0 | - | - | 8 | 0 | ||||
通算 | 日本 | J1 | 117 | 0 | 8 | 0 | 3 | 0 | 128 | 0 | |
日本 | J2 | 66 | 0 | - | 1 | 0 | 67 | 0 | |||
韓国 | K1 | 32 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 36 | 0 | ||
韓国 | K2 | 18 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 21 | 0 | ||
総通算 | 233 | 0 | 8 | 0 | 11 | 0 | 252 | 0 |
- 2012年 2種登録選手としての公式戦出場は無し
国際大会個人成績 | ||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | |||
2014 | C大阪 | 22 | 0 | 0 |
通算 | AFC | 0 | 0 |
- Jリーグ初出場 - 2015年3月15日 J2第1節 栃木SC戦 (栃木県グリーンスタジアム)
タイトル
編集クラブ
編集- 在鉉中学校
- 秋季連盟戦(2008年)
- 在鉉高校
- ソウル市長杯(2010年)
- 北海道コンサドーレ札幌
- 金泉尚武FC
- Kリーグ2 (2021年)
代表
編集- 韓国代表
個人
編集- 札幌ドームMVP賞 (2017年)
- 韓国高校最優秀ゴールキーパー(2010年)
- Kリーグ2最優秀ゴールキーパー(2021年)
代表歴
編集- 2012年 U-19韓国代表[18]
- 2014年 U-21韓国代表
- CFA国際ユース(U-21)サッカートーナメント
- 2015年 U-22韓国代表
- 2016年 U-23韓国代表
- 2015年- 韓国代表
試合数
編集- 国際Aマッチ 4試合 0得点(2019年 - )
韓国代表 | 国際Aマッチ | |
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年 | 出場 | 得点 |
2019 | 2 | 0 |
2020 | 2 | 0 |
通算 | 4 | 0 |
脚注
編集- ^ ‘차세대 수문장’ 구성윤, “세계 무대에서 검증받고 싶다”중앙일보 - 아시아 첫 인터넷 신문 - JoinsMSN、2013年1月30日
- ^ セレッソ大阪U-18 ク ソンユン選手 Jリーグ選手登録(2種)完了のお知らせセレッソ大阪 CEREZO OSAKA OFFICIAL SITE、2012年8月17日
- ^ ク ソンユン選手 新加入のお知らせセレッソ大阪 CEREZO OSAKA OFFICIAL SITE、2012年12月29日
- ^ 札幌 韓国U21代表GKク・ソンユン獲得 2015年1月15日 日刊スポーツ 2017年2月11日閲覧。
- ^ セレッソ大阪 ク ソンユン選手 新加入のお知らせ 2015年1月21日 コンサドーレ札幌 2017年2月11日閲覧。
- ^ 札幌GKク開幕戦先発確定「ベスト尽くす」 2015年3月5日 日刊スポーツ 2017年2月11日閲覧。
- ^ “2015明治安田生命J2リーグ 第1節 vs 栃木SC(アーカイブ)”. 北海道フットボールクラブ. (2015年3月8日). オリジナルの2015年3月15日時点におけるアーカイブ。 2017年2月11日閲覧。
- ^ 浦崎竜馬 (2015年3月12日). “GK具聖潤 気迫の初出場(アーカイブ)”. 北海道新聞. オリジナルの2015年3月15日時点におけるアーカイブ。 2017年2月11日閲覧。
- ^ J2札幌GK具聖潤が韓国代表初選出 東アジア杯でハリルJと対戦へ スポーツニッポン 2015年7月20日閲覧
- ^ ク ソンユン選手 リオデジャネイロ五輪U-23韓国代表選出のお知らせ 2016年6月27日 北海道コンサドーレ札幌 2017年2月11日閲覧。
- ^ リオ五輪から帰国、札幌“守護神”が19日に全体練習合流へ 2016年8月19日 スポーツニッポン 2017年2月11日閲覧。
- ^ 札幌ク、1億超オファー断り残留 金山も契約延長 2016年11月3日 日刊スポーツ 2017年2月11日閲覧。
- ^ ク ソンユン選手 大邱FC(韓国・Kリーグ)完全移籍のお知らせ - 2020年5月29日 北海道コンサドーレ札幌 2020年5月29日閲覧。
- ^ ”ク・ソンユンら元Jリーガーが3人…韓国国軍傘下「金泉尚武」の入隊選手が発表“2021年2月8日、サッカーキング
- ^ “ク ソンユン選手 2023年度 チーム加入のお知らせ”. 北海道コンサドーレ札幌 (2022年10月9日). 2023年2月1日閲覧。
- ^ “ク ソンユン選手 北海道コンサドーレ札幌より期限付き移籍加入のお知らせ”. 京都サンガF.C. (2023年7月25日). 2023年7月25日閲覧。
- ^ “ニュース”. 北海道コンサドーレ札幌オフィシャルサイト. 2024年1月13日閲覧。
- ^ 日刊スポーツ Jリーグ全選手名鑑2013 P69
関連項目
編集外部リンク
編集- 具聖潤 - Olympedia
- 具聖潤 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ
- 具聖潤 - National-Football-Teams.com
- 具聖潤 - Soccerway.com
- 具聖潤 - FootballDatabase.eu
- 具聖潤 - WorldFootball.net
- 具聖潤 - Transfermarkt.comによる選手データ
- 具聖潤 - J.League Data Siteによる選手データ
- 具聖潤 - K League
- 具聖潤 - TheFinalBall.com
- 具聖潤 - ゲキサカ
- ク ソンユン - 北海道コンサドーレ札幌オフィシャルサイト