兵庫県立工業技術センター
兵庫県立工業技術センター(ひょうごけんりつこうぎょうぎじゅつせんたー)とは、兵庫県が設置する公設試験研究機関であり、中小企業を支える開かれたものづくり技術支援機関である。主な業務は、技術相談、共同研究、人材育成、機器利用、知的財産の創出と活用、産学官連携の推進、技術情報の提供である[1]。
兵庫県立工業技術センター | |
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正式名称 | 兵庫県立工業技術センター |
英語名称 | Hyogo Prefectural Institute of Technology |
所在地 |
日本 〒654-0037 兵庫県神戸市須磨区行平町3-1-12 北緯34度38分56.1秒 東経135度07分55.4秒 / 北緯34.648917度 東経135.132056度座標: 北緯34度38分56.1秒 東経135度07分55.4秒 / 北緯34.648917度 東経135.132056度 |
設立年月日 | 大正6年5月2日 |
前身 | 兵庫県工業試験場 |
所管 | 兵庫県 |
公式サイト | http://www.hyogo-kg.jp/ |
沿革
編集- 1917年(大正6年)- 工業試験場を神戸市神戸区(現在の中央区)に創立、三木分場を創設(2013年に統廃合)
- 1920年(大正9年)- 西脇分場を創設(現在の繊維工業技術支援センター)
- 1929年(昭和4年)- 山崎分場を創設(現在の森林林業技術センター)
- 1932年(昭和7年)- 出石窯業作業所を創設(1968年年に統廃合)
- 1934年(昭和9年)- 包装試験所(分所)を創設(戦災により焼失)
- 1937年(昭和12年)- 小野作業所を創設(1968年に統廃合)
- 1944年(昭和19年)- 但馬支所を創設(1968年に統廃合)
- 1948年(昭和23年)- 皮革工業指導所を創設(現在の皮革工業技術支援センター)、立杭支所、杞柳品生産指導所を創設(いずれも最終的に1968年に統廃合)
- 1954年(昭和29年)- 神戸市須磨区(現在地)に庁舎を新築、移転
- 1968年(昭和43年)- 工業試験場、機械金属工業指導所、繊維工業指導所、皮革工業指導所に統廃合
- 1990年(平成2年)-工業試験場と3つの工業指導所を組織統合し、兵庫県立工業技術センターに改称
- 2012年(平成24年)6月- 兵庫県立工業技術センター新研究棟完成
組織構成
編集本部機能を有する「兵庫県立工業技術センター(神戸市)」と2つのブランチ(「繊維工業技術支援センター(西脇市)」「皮革工業技術支援センター(姫路市)」)で構成されている。
兵庫県立工業技術センター
編集神戸市にあり、無機材料、有機材料、食品、バイオ、金属、加工、機械、デザイン、電子、情報まで幅広い分野を担当する。また、経理や産学官連携等をまとめる間接部門があり、本部機能を有する。
所在地
編集兵庫県神戸市須磨区行平町3-1-12
対応可能分野
編集金属材料、セラミックス・窯業、高分子材料、包装材料、分析、精密計測、非破壊検査、材料評価、機械加工、金属加工、鋳造、高分子材料加工、CAE、光応用計測、環境電磁、ロボット、デザイン、情報処理、食品、バイオ、熱処理、表面改質、腐食・防食[2]
繊維工業技術支援センター
編集播州織の産地である西脇市にある、繊維産業の技術支援を担当する支所である。
所在地
編集兵庫県西脇市野村町1790-496
対応可能分野
編集繊維加工、織物加工[2]
皮革工業技術支援センター
編集姫路白なめし革細工の産地である姫路市にある、皮革産業の技術支援を担当する支所である。
所在地
編集兵庫県姫路市野里3
対応可能分野
編集皮革製造、高分子材料、高分子化学[2]
保有機器について
編集利用可能な機器は、兵庫県立工業技術センターの機器利用ページで検索することができる。使用料金は250 ~ 13,050 円、初回利用時に機器使用研修(2,000 円~5,000 円) を受ける必要がある。利用する機器が分からない場合は電話等で総合相談窓口(ハローテクノ)へ相談することもできる[3]。