公園緑地系統
公園を個別的に配するのではなくお互いを関連づけ全体としてオープン・スペースのネットワークを形成するように整備するシステム
公園緑地系統(こうえんりょくちけいとう)、公園系統(こうえんけいとう、park system)とは、都市市街地において、公園を個別的に配するのではなくおたがいを関連づけ、全体としてオープン・スペースのネットワーク[要曖昧さ回避]を形成するように整備するシステム。個々の公園や緑地を連結するために河川敷地を利用したり、緑道などがつくられる。
既存の建築物による影響が少なく、都市計画が柔軟に行えるアメリカ合衆国において、20世紀に入ってから確立した概念である[1]。起源を1850年代のボストンに求める研究もある[2]。ヨーロッパ[1]や台湾[3]にも影響を与えた。
脚注
編集- ^ a b “公園系統 こうえんけいとう”. コトバンク. 朝日新聞. 2016年11月6日閲覧。
- ^ 石川幹子『ボストンにおける公園緑地系統の成立に関する研究(平成3年度日本造園学会研究発表論文集(9))』社団法人日本造園学会、1991年、84-89頁 。
- ^ 越沢明「台北の都市計画,1895〜1945年-日本統治期台湾の都市計画」『第7回日本土木史研究発表会論文集』、土木学会、121-132頁、1987年 。リンク (PDF) 。p.127.