八幡林官衙遺跡
八幡林官衙遺跡(はちまんばやしかんがいせき[1])は、 新潟県長岡市島崎にある飛鳥時代の官衙跡。1995年(平成7年)3月17日に国史跡に指定された[2]。
所在地 | 新潟県長岡市島崎 |
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座標 | 北緯37度34分47秒 東経138度45分28秒 / 北緯37.57972度 東経138.75778度座標: 北緯37度34分47秒 東経138度45分28秒 / 北緯37.57972度 東経138.75778度 |
歴史 | |
時代 | 飛鳥時代 |
文化財指定 | 1995年-国史跡 |
概要
編集国道116号和島バイパス整備の伴う発掘調査1990年(平成2年)、 郡符木簡や「沼垂城」と記された木簡、墨書土器などが出土した。渟足柵(沼垂城)は蝦夷への重要拠点でありながらその記述は日本書紀にのみしかなかったため本遺跡からの木簡の出土は日本書紀の記述を裏付けることになった[3]。墨書土器から、この遺跡が9世紀頃に、古志郡衙の郡庁の一角か「大領」の館であったことが分かった。また、 古代北陸道の駅家が遺跡の付近にあり、この官衙が、国府の出先機関や駅家などが併設された複合的なものであることも分かっている[4]。
脚注
編集- ^ “国指定文化財等データベース”. kunishitei.bunka.go.jp. 2021年1月13日閲覧。
- ^ “八幡林官衙遺跡 文化遺産オンライン”. bunka.nii.ac.jp. 2021年1月13日閲覧。
- ^ a b “【長岡】越後長岡百景の「44 八幡林遺跡(和島)」を紹介します”. 長岡地域振興局企画振興部. 2021年1月16日閲覧。
- ^ 国指定史跡ガイド. “八幡林官衙遺跡とは”. コトバンク. 2021年1月13日閲覧。