兪俐均
台湾の囲碁棋士
兪俐均(ゆ りきん、俞俐均、1999年4月29日 - )は、台湾の囲碁棋士。台北市出身、台湾棋院に所属、四段。鈺徳杯台湾女子名人戦、女子囲棋最強戦優勝など。
経歴
編集4歳の時に両親が囲碁を教え、小学校に上がるまでにアマチュア初段の力をつける。小学4年で台湾棋院の院生となり、大安國中学の囲碁クラスに入学。中学2年の時にプロ試験に失敗するが、次の夏休みで合格し、15歳で台湾で最年少となる女流棋士となり、また周俊勲の弟子となった。中学卒業後、東方高級工商職業学校の体育クラスに入学。2016年高校2年の時にIMSAエリートマインドゲームズに出場し韓国の崔精と対戦したことがきっかけで、劉昌赫の招きで韓国棋院の国家代表チームで1年間学ぶ。[1]
2012年全国女子囲棋オープン戦優勝、台湾女性初のアマチュア七段を獲得。2014年初段、同年女子名人戦準優勝。2015年女子囲棋最強戦ベスト4。2016年国手山脈杯国際囲棋戦ペア碁戦3位(周俊勲とペア)、女子名人戦優勝。2017年女子囲棋最強戦準優勝、おかげ杯国際新鋭対抗戦団体戦4位、二段昇段。2018年女子囲棋最強戦優勝。2019年三段、三星火災杯世界囲碁マスターズに出場し、1回戦で廖元赫に敗れる。2020年女子囲棋最強戦優勝。2022年四段。
2016年から中国女子団体戦に海峰棋院チームなどで出場。2016、17年韓国SG杯ペア碁最強戦に周俊勲と出場。2017年韓国女子囲碁リーグに西帰浦七十里チームで出場し1勝4敗。
2024年4月のMlily夢百合杯世界囲碁オープン戦決勝五番勝負において、WeiboとTikTokでライブ解説を行い、100万人の視聴者を集めた。[2]
主な棋歴
編集- 鈺徳杯台湾女子名人戦 優勝 2016年、準優勝 2014年
- 女子囲棋最強戦 優勝 2018、20年、準優勝 2017年
- 国手山脈杯国際囲棋戦ペア碁戦 2019年優勝(王立誠とペア)、2016年3位(周俊勲とペア)
- おかげ杯国際新鋭対抗戦団体戦 2015年、2017年、2019年4位
- 天台山体彩杯世界女子囲棋団体選手権戦 2019年 3-0(○上野愛咲美、×呉侑珍、×王晨星)
- 海峡両岸曁港澳豪傑杯囲棋招待戦 2024年 1-1(×張璇、○徐瑩)
- 中国女子団体戦
- 2016年(海峰棋院)3-4
- 2017年(杭州西子)3-4
- 2018年(海峰棋院)1-6
- 2019年(友士女子宝島)3-4
- 2020年(友士女子宝島)3-4
- 2021年(友士女子宝島)5-2
- 2022年(海峰棋院)3-4
- 2024年(海峰棋院)4-3
注
編集- ^ 海峰棋院「《職人》報導:韓國培訓歸國,17歲職業女棋士 俞俐均」2017.08.23
- ^ 新浪体育「围棋甜心俞俐均 因梦百合杯过了一个不一样的生日」2024.5.8