全 炳斗(チョン・ビョンドゥ、: 전병두1984年10月14日 - )は、大韓民国釜山広域市出身の元プロ野球選手投手)。

全 炳斗(チョン・ビョンドゥ)
Jun, Byung-Doo
KTウィズ ブルペンコーチ #87
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
出身地 釜山広域市
生年月日 (1984-10-14) 1984年10月14日(40歳)
身長
体重
181 cm
77 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2003年 2次ドラフト1巡目
初出場 2003年9月2日
最終出場 2016年10月8日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
コーチ歴
  • SKワイバーンズ
    SSGランダース (2019 - 2021)
  • KTウィズ (2023 - )
国際大会
代表チーム 大韓民国の旗大韓民国
WBC 2006年
チョン・ビョンドゥ
各種表記
ハングル 전병두
漢字 全炳斗
発音: チョン・ビョンドゥ
英語表記: Jun Byung-Doo
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経歴

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斗山時代

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2003年斗山ベアーズに入団。

2005年シーズン途中、ダニエル・リオスとのトレードで起亜タイガースに移籍した[1]

起亜時代

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2007年以降は登板のチャンスが減った。

2008年5月、トレードSKワイバーンズに移籍した[2]

SK時代

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2009年は先発としての起用だけでなく、左のセットアッパー、抑えとして2イニング以上を投げることも多く、大車輪の活躍で初めて規定投球回数に達し、自己最多の8勝をあげた。

だが故障のためプレーオフ、韓国シリーズでは登板できず、そのポストシーズンでの不在がチームの韓国シリーズ3連覇を逃した大きな要因となった。

2010年以降もリリーフ、先発ともにこなせる貴重な左腕として重宝されているが、故障が多く2012年から2015年まで一軍登板が1試合もなかった。

結局故障からは回復せず、2016年シーズン限りで現役引退を表明した[3]

これを受けてSKは2016年シーズン最後の公式戦となった10月8日のサムスン・ライオンズ戦を引退試合とした。この試合では先発すると1回表に先頭打者1人を打ち取って降板し、5年ぶりの一軍登板が現役最後の登板となった[4]

引退後

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現役引退後はSKの戦力分析関連の業務についた[5]

2019年からコーチに就任するも2021年に退任、再び戦力分析関連の担当となった。

2023年からは、KTウィズのコーチに就任した[6]

プレースタイル・人物

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すぐれた球威と制球力がある。

実績は少ないながらも秘密兵器として2006 ワールド・ベースボール・クラシック韓国代表に左のセットアッパーとして選ばれた左腕投手。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2003
6 0 0 0 0 2.0 2 0 1 0 0 0 0 0.00 0.00 1.50
2004 35 0 4 0 1 81.2 86 11 54 5 50 56 50 5.51 5.51 1.71
2005
49 3 2 5 2 57.0 37 5 36 3 55 20 19 3.00 8.68 1.28
2006 44 5 8 0 1 101.1 89 8 55 5 94 51 49 4.35 8.35 1.42
2007 9 3 2 0 0 28.0 23 3 14 2 9 15 13 4.18 2.89 1.32
2008 SK 10 2 4 0 0 33.0 27 4 25 1 29 21 17 4.64 7.91 1.58
2009 49 8 4 8 1 133.1 114 13 48 2 136 50 46 3.11 9.18 1.22
2010 27 5 2 0 1 67.2 55 2 26 2 52 27 23 3.06 6.92 1.20
2011 51 3 3 3 8 92.1 56 11 8 67 87 44 39 3.80 8.48 1.33
2012 一軍出場なし
2013
2014
2015
2016 1 0 0 0 0 0.1 0 0 0 0 0 0 0 0.00 0.00 0.00
通 算 281 29 29 16 14 596.2 500 54 315 31 512 284 256 3.86 7.72 1.37

背番号

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  • 28 (2003年 - 2008年5月3日、2009年 - 2016年)
  • 33 (2008年5月4日 - 同年終了)
  • 90 (2019年 - 2021年)
  • 87 (2023年 - )

脚注

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外部リンク

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