全国高等学校選抜アイスホッケー大会

全国高等学校選抜アイスホッケー大会(ぜんこくこうとうがっこうせんばつ―たいかい)は、苫小牧市日本アイスホッケー連盟の共催による高校アイスホッケーの全国大会である。最多優勝は駒大苫小牧の6回。

概略

編集

総務省文部科学省が推進する「スポーツ拠点づくり推進事業」の一環で、苫小牧市スポーツ都市宣言40周年となる2006年11月に第1回開催。第2回は2007年8月開催となった。大会は2015年までの10年間、苫小牧で継続開催となることが決められ、2016年以降も苫小牧で開催されている。

氷上の甲子園」と題し、高校総体と並ぶビッグイベントを目指している。

第16回大会の出来事

編集

2020年に予定していた第15回大会は、新型コロナウイルス感染症の拡大のため中止となった。2021年の第16回大会は、8月3日-8日の日程で苫小牧市白鳥アリーナを中心に開催された[1]が、大会期間中に新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生[2]。当時、日本最大規模の150人の陽性判定者を出した[3]。 後日、感染の拡大を重く見た日本アイスホッケー連盟は、リンク内の空気の滞留状況などを調査し、アイスホッケー会場における換気対策の下地作りを行った[4]

大会結果

編集
優勝校 スコア 準優勝校
1 2006年 駒大苫小牧(北海道) 2 - 0 苫小牧東(北海道)
2 2007年 八戸工大一(青森) 4 - 0 武修館(北海道)
3 2008年 駒大苫小牧(北海道) 5 - 0 埼玉栄(埼玉)
4 2009年 駒大苫小牧(北海道) 3 - 1 埼玉栄(埼玉)
5 2010年 駒大苫小牧(北海道) 4 - 1 埼玉栄(埼玉)
6 2011年 駒大苫小牧(北海道) 3 - 1 北海道清水(北海道)
7 2012年 白樺学園(北海道) 4 - 3 駒大苫小牧(北海道)
8 2013年 駒大苫小牧(北海道) 5 - 2 白樺学園(北海道)
9 2014年 白樺学園(北海道) 3 - 2 駒大苫小牧(北海道)
10 2015年 白樺学園(北海道) 3 - 2 武修館(北海道)
11 2016年 武修館(北海道) 4 - 1 白樺学園(北海道)
12 2017年 武修館(北海道) 2 - 1 白樺学園(北海道)
13 2018年 武修館(北海道) 4 - 0 北海道清水(北海道)
14 2019年 白樺学園(北海道) 4 - 1 埼玉栄(埼玉)
15 2020年 中止
16 2021年 武修館(北海道) 7 - 1 八戸工大一(青森)
17 2022年 八戸工大一(青森)
埼玉栄
両校優勝
18 2023年 武修館(北海道) 3 - 0 駒大苫小牧(北海道)
19 2024年 駒大苫小牧(北海道) 3 - 2 武修館(北海道)

脚注

編集
  1. ^ 第16回全国高校選抜アイスホッケー大会”. 日本アイスホッケー連盟 (2021年). 2021年8月23日閲覧。
  2. ^ 高校アイスホッケー大会で138人感染 苫小牧市長謝罪”. 朝日新聞 (2021年8月23日). 2021年8月23日閲覧。
  3. ^ 氷上リスク吹き飛ばせ アイスホッケー感染対策 扇風機、空気清浄機に行動監視も”. 北海道新聞 (2021年12月12日). 2022年1月28日閲覧。
  4. ^ 苫小牧アイスホッケークラスター リンク上は冷気滞留 日ア連、換気対策呼び掛け”. 47NEWS (2021年10月30日). 2022年1月28日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集