入江殿聖仙
入江殿 聖仙(いりえどの せいせん、応永4年(1397年) - 応永22年3月1日(1415年4月10日)は、室町時代前期の尼僧。室町幕府第3代将軍・足利義満の娘。母は側室の藤原慶子。同第4代将軍・足利義持と同第6代将軍・足利義教らの同母妹。法諱は性仙とも言われる。法号は覚窓[1]。
生涯
編集応永8年(1401年)6月8日、浄土宗の尼寺三時知恩寺(入江殿)に入り、開基住持となった。三時知恩寺は後光厳天皇の皇女・見子内親王が、崇光天皇の御所であった入江殿を寺に改めたものである。後に禅宗を学ぶなどしたが、応永22年3月1日に19歳で死去した[1][2]。
脚注
編集- ^ a b 臼井信義『足利義満』(新装)吉川弘文館〈人物叢書〉、1989年、239頁。ISBN 4-642-05150-3。
- ^ 伊藤喜良『足利義持』吉川弘文館〈人物叢書〉、2008年、231頁。ISBN 978-4-642-05246-7。