兜山古墳 (三原市)
三原市の古墳
兜山古墳(かぶとやまこふん)は、広島県三原市沼田東町納所にある古墳。形状は円墳。広島県指定史跡に指定されている。
兜山古墳 | |
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墳丘 | |
所在地 | 広島県三原市沼田東町納所 |
位置 | 北緯34度24分8.65秒 東経133度0分32.47秒 / 北緯34.4024028度 東経133.0090194度座標: 北緯34度24分8.65秒 東経133度0分32.47秒 / 北緯34.4024028度 東経133.0090194度 |
形状 | 円墳 |
規模 |
直径45m 高さ7m |
埋葬施設 | 不明 |
出土品 | 埴輪片・須恵器片・鉄製鎌 |
築造時期 | 5世紀後半 |
史跡 | 広島県指定史跡「兜山古墳」 |
地図 |
概要
編集広島県東部、沼田川下流域右岸の丘陵山頂(標高67メートル)に築造された古墳である[1][2][3]。かつては三原湾奥の海に面したと推測される[2][3]。これまでに発掘調査は実施されていない[4]。
墳形は円形で、直径約45メートル・高さ7メートルを測る大規模なもので[1]、沼田川下流域では最大規模になる[2][3]。墳丘表面では葺石が認められるほか、円筒埴輪・形象埴輪・須恵器片・鉄製鎌などが採集されている[1]。墳丘北側に低い造出を付すとする解釈もある[2]。埋葬施設は明らかでない[1]。築造時期は古墳時代中期の5世紀後半[4][1][3](または5世紀中頃[2])と推定される。
古墳域は1937年(昭和12年)に広島県指定史跡に指定されている[2]。なお、同一丘陵上では鳩岡古墳・馬場谷古墳群・宮ノ谷古墳群が分布する[4]。
文化財
編集広島県指定文化財
編集- 史跡
- 兜山古墳 - 1937年(昭和12年)5月28日指定[2]。
脚注
編集参考文献
編集- 史跡説明板(三原市教育委員会設置)
- 「納所村」『日本歴史地名大系 35 広島県の地名』平凡社、1982年。ISBN 4582490352。
- 小都隆「兜山古墳」『日本古墳大辞典』東京堂出版、1989年。ISBN 4490102607。
- 「兜山古墳」『三原市の文化財』三原市教育委員会、2016年。
外部リンク
編集- 兜山古墳 - 広島県教育委員会「ホットライン教育ひろしま」