元 粛(げん しゅく、生年不詳 - 533年)は、北魏皇族敬忠

経歴

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元怡の長男として生まれた。員外散騎侍郎を初任とし、直寝に転じた。孝荘帝の初年、魯郡王に封じられた。散騎常侍の位を受け、後将軍広州刺史として出向した。後に衛将軍肆州刺史に転じた。弟の長広王元曄爾朱世隆らにより北魏の皇帝に擁立されると、元粛はその下で侍中太師録尚書事となった。まもなく使持節・都督青膠光斉南青五州諸軍事・驃騎大将軍・東南道大行台・青州刺史に任じられたが、赴任しなかった。533年永熙2年)、死去した。使持節・侍中・都督并恒二州諸軍事・驃騎大将軍・司徒公并州刺史の位を追贈された。

子に元道与があり、魯郡王の位を嗣いだ。前将軍の位を受けた。北斉が建国されると、爵位を降格された。

伝記資料

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  • 魏書』巻19下 列伝第7下
  • 北史』巻18 列伝第6
  • 魏故使持節侍中司徒公魯郡王墓銘(元粛墓誌)