元村有希子
元村 有希子(もとむら ゆきこ、1966年7月12日 - )は、日本の科学ジャーナリスト。同志社大学生命医科学部特別客員教授、毎日新聞社客員編集委員、高エネルギー加速器研究機構理事。科学ジャーナリスト賞選考委員長[1][2]。元毎日新聞科学環境部長、論説副委員長。
元村有希子 | |
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生誕 |
1966年7月12日(58歳) 日本・福岡県北九州市 |
教育 | 九州大学教育学部心理学専攻 |
職業 | ジャーナリスト |
活動期間 | 1989年 – 現在 |
代表経歴 |
毎日新聞社 東京本社 科学環境部長 論説委員兼編集委員 論説副委員長 |
来歴
編集福岡県北九州市出身。福岡県立小倉高等学校(高37期)、九州大学教育学部卒業(心理学専攻)[3]。
1989年、毎日新聞社入社。西部本社報道部、社会部、下関支局。2001年より東京本社科学環境部[4]。
2002年1月から連載企画「理系白書」取材班キャップを務める。2006年5月、「理系白書」の報道で第1回科学ジャーナリスト賞を受賞[5]。
2007年9月より1年間、インペリアル・カレッジ・ロンドンに留学[4]。2008年9月、科学環境部副部長[4]。2009年度から日本科学技術ジャーナリスト会議理事[6]。2014年4月、デジタル報道センター編集委員[4][7]。2017年4月から科学環境部長を務めた[4][8]。
2019年4月より編集委員、同年6月には論説委員兼編集委員[4][9][10]、2020年4月からは論説委員専任となり、2021年4月からは論説副委員長[4]。
2024年3月、毎日新聞社を退職。同年4月より同志社大学生命医科学部医生命システム学科特別客員教授に就任(専門はサイエンスコミュニケーション、科学ジャーナリズム)[11]。毎日新聞社には客員編集委員として籍を残し、新たに高エネルギー加速器研究機構理事(非常勤)にも就任[4]。
人物
編集毎日新聞2020年12月12日付朝刊に掲載されたコラム「「人新世」に生きる」[12]は、令和5年度版高等学校教科書『精選 論理国語』(三省堂)の教材となった[13]。
出演番組
編集テレビ
編集- 現在出演番組
- Nスタ(TBSテレビ) - 2011年9月、2014年4月 -
- 情報7days ニュースキャスター(TBSテレビ)、2014年4月 -
- あさチャン!(TBSテレビ)、2014年6月 -
- 今日感テレビ(RKB毎日放送)、2014年6月 -
- サンデーウォッチ(RKB毎日放送)、2016年4月 -
- サンデーモーニング(TBSテレビ)
- 過去番組
- イブニングワイド(TBSテレビ)- レギュラーコメンテーター
- いっぷく!(TBSテレビ)、2014年10月 - 2015年3月
- ウィークリーニュースONZE(BS11)、2013年4月 - 2016年3月27日
ラジオ
編集- ニュース新発見 インサイト(RKBラジオ)- 2014年11月3日 -
著作
編集- 「理系白書 この国を静かに支える人たち」(講談社文庫、2003年)
- 「理系思考」(毎日新聞出版、2007年)
- 「気になる科学」(毎日新聞出版、2012年)
- 「科学のミカタ」(毎日新聞出版、2018年)
- 「カガク力を強くする!」(岩波ジュニア新書、2019年)
- 「科学のトリセツ」(毎日新聞出版、2022年)
脚注
編集- ^ “役員”. 日本科学技術ジャーナリスト会議. 2023年4月18日閲覧。
- ^ “役員のプロフィール”. 日本科学技術ジャーナリスト会議. 2023年4月18日閲覧。
- ^ 九大広報46号01-05ページ
- ^ a b c d e f g h “役員”. 高エネルギー加速器研究機構. 2024年9月23日閲覧。
- ^ “第1回 科学ジャーナリスト賞”. 日本科学技術ジャーナリスト会議. 2023年4月18日閲覧。
- ^ “事業・組織”. 日本科学技術ジャーナリスト会議. 2010年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月18日閲覧。
- ^ 「科学ニュースの読み方 毎日新聞編集委員が講演」毎日新聞2016年2月25日
- ^ 毎日新聞2017年4月1日付、朝刊人事欄より。
- ^ 株式会社ローソンエンタテインメント. “元村有希子|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “記者|仕事紹介|毎日新聞社 RECRUITING”. www.mainichi.co.jp. 2023年2月11日閲覧。
- ^ “元村 有希子(特別客員教授)”. 同志社大学. 2024年9月23日閲覧。
- ^ 元村有希子 (2020年12月12日). “窓をあけて - 「人新世」に生きる”. 毎日新聞. 2023年5月2日閲覧。
- ^ “精選 論理国語”. 三省堂. 2023年5月2日閲覧。