儀嬪(ぎひん、? - 雍正13年9月)は、清の乾隆帝の側室。姓は黄氏、のち黄佳氏。正黄旗包衣管領下人の出身。父は正六品内副管領戴敏。祖父は郎中佛保。
雍正帝の第四皇子宝親王弘暦が成婚した際に、その屋敷に仕え始めた官女子(女官と妃嬪の中間に当たる存在)の一人で、宝親王の寵愛を受け、格格となる。
雍正13年8月23日(1735年10月8日)に雍正帝が崩御し、宝親王弘暦が乾隆帝として即位すると、黄嬪に冊封されるが、その直後の同年9月に、逝去する。
乾隆元年(1736年)、儀嬪に追封される。
清東陵の妃園寝に慧賢皇貴妃や哲憫皇貴妃,秀貴人とともに陪葬された。