僕らはいきものだから

2024年に発売された緑黄色社会のシングル曲
緑黄色社会 > 僕らはいきものだから

僕らはいきものだから」(ぼくらはいきものだから)は、日本のポップ・ロック・バンドである緑黄色社会の楽曲。2024年9月20日にSony Music Labelsの社内レーベルEpic Records Japanより配信限定シングルとして発売された[1]。作詞作曲は長屋晴子が手がけ、編曲はLASTorderと緑黄色社会の共作[2]。楽曲は、2024年度『NHK全国学校音楽コンクール』中学校の部の課題曲として書き下ろされた[3]

「僕らはいきものだから」
緑黄色社会シングル
リリース
規格 デジタル・ダウンロード
ジャンル J-POP
時間
レーベル Epic Records Japan
作詞・作曲 長屋晴子
チャート最高順位
後述を参照
緑黄色社会 シングル 年表
  • 僕らはいきものだから
  • (2024年)
NHK全国学校音楽コンクール 中学校の部課題曲 年表
  • 僕らはいきものだから
  • (2024年)
ミュージックビデオ
「僕らはいきものだから」 - YouTube
ライブ映像
「僕らはいきものだから(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA)」 - YouTube
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みんなのうた
僕らはいきものだから
歌手 緑黄色社会
作詞者 長屋晴子
作曲者 長屋晴子
編曲者
  • LASTorder
  • 緑黄色社会
映像制作者 ユージン
初放送月 2024年8月~9月
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制作背景

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2023年10月9日、2024年度『NHK全国学校音楽コンクール』中学校の部の課題曲の制作を担当することを発表[4][5]。この発表に際し、メンバーは今回、Nコン2024課題曲の制作を担当することが決まり、心が躍るような気持ちで、とても光栄です。自分たちが中学生のときに歌った合唱曲はいまも心に残っています。中学生のころのことを思い出しながら、みなさんの青春の1ページを飾ることができるような曲を製作したいと思っています。どんな課題曲が誕生するのか、楽しみに待っていてくださいとコメントした[5]。2024年3月8日、制作した課題曲のタイトルが「僕らはいきものだから」であることを発表[6]

ROCKIN'ON JAPAN』の取材で、長屋は本作と「恥ずかしいか青春は」が少し似ていると思ったとし、対象として届けたい相手が明確にいたっていうところもあって、より強く見えてるし、これまでの曲と違うなって感じましたと語っている[7]。また、インタビュアーの古河晋から「ポップスにめちゃくちゃ向き合った曲」にもなっている感じがする一方で、そこに「メッセージがたくさん詰まっているところ」に新しさを感じたと言われ、長屋はそうですね。こういうバラード調のメッセージソングって、あるようで意外となかったような気がしていて。その中でちゃんと伝えたいメッセージを、いいタイミングで残せてよかったなと思っていますと答えている[7]。歌詞について長屋は中学生って結構多感な時期で、いろんな変化が起きるじゃないですか。気持ちもそうだし、体も変わってくるし。わたしも性格上、大人になってからも新しいこと始めるのがすごく苦手だったんですよ。今も苦手な部分もあるんですけど。だからこその、このメッセージというか。変わっていくことを美しいものだと感じられるようになったからこそ書けたのかなと語っている[8]

リリースおよび演奏披露

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「僕らはいきものだから」は、2024年9月20日に配信限定シングルとして発売され[9]、シングル発売と同日に新保拓人が監督を務めたミュージック・ビデオが公開された[3]

発売前の4月6日にNHK Eテレで放送された『発表!Nコン2024課題曲』に緑黄色社会が出演し、本作の合唱版が初披露されたほか本作に込められた思いが紹介された[10][11]

7月1日、2024年8月・9月度放送のNHK総合みんなのうた』の新曲の1つに本作が選出された[12][13]。同番組において緑黄色社会の楽曲が採用されるのは本作が初となった[12]。9月23日に開催された『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA』では結城賢吾、オオノリュータロー、SAK.、佐々木詩織の4人で構成されるコーラスチームを迎えて披露された[14]。その後、10月4日に放送のNHK総合『あさイチ』で「恥ずかしいか青春は」とともに生演奏され[15]、同月8日に放送のNHK総合『うたコン[16]や12日に放送のNHK総合『Venue101 EXTRA』でも披露された[17]。11月4日にNHK Eテレで生放送された『スゴEフェス2024』では、府中市立府中第四中学校の合唱部と共演したスペシャルバージョンで披露された[18]

評価

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音楽ライターの長瀬昇は、本作の歌詞が成長という変化から逃れたいと願う子供の視点から始まり、サビで成長を経験したあとの大人=現在の長屋から発するメッセージに転換することに触れ、恐れることなど何もないと、その生は祝福されて然るべきものだと、堂々と告げるのだ。また、サビを繰り返す度に「現在の長屋」が放つビブラートの利いたファルセットが迫力を増してゆき、成長を果たすことの貴さや喜びが音楽的にも表現されていると評した[19]

クレジット

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※出典[20]

チャート成績

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週間チャート
チャート (2024年) 最高位
Japan Download Songs (Billboard JAPAN)[25] 35
日本 (オリコンデジタルシングル)[26] 30

脚注

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出典

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  1. ^ "緑黄色社会、9/20に新SG「僕らはいきものだから」リリース決定". OTOTOY. オトトイ株式会社. 2024年9月19日. 2024年10月12日閲覧
  2. ^ "新曲「僕らはいきものだから」配信リリース!". 緑黄色社会 Official Site. 2024年9月20日. 2024年10月12日閲覧
  3. ^ a b "緑黄色社会、【Nコン2024】課題曲の新曲「僕らはいきものだから」配信開始&MV公開へ". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年9月20日. 2024年10月12日閲覧
  4. ^ ryokushakaのツイート- X(旧Twitter)
  5. ^ a b 音楽ナタリー編集部 (2023年10月9日). "緑黄色社会「NHK全国学校音楽コンクール」中学生の部の課題曲を制作(コメントあり)". 音楽ナタリー. ナターシャ. 2024年10月12日閲覧
  6. ^ ryokushakaのツイート- X(旧Twitter)
  7. ^ a b 古河晋「緑黄色社会、“恥ずかしいか青春は”“僕らはいきものだから”“馬鹿の一つ覚え” 、詞曲を手掛ける曲が快作ばかりの長屋晴子の変化に迫る」『ROCKIN'ON JAPAN』第36巻第11号、ロッキング・オン、2024年9月30日、125頁。 
  8. ^ 古河晋「緑黄色社会、“恥ずかしいか青春は”“僕らはいきものだから”“馬鹿の一つ覚え” 、詞曲を手掛ける曲が快作ばかりの長屋晴子の変化に迫る」『ROCKIN'ON JAPAN』第36巻第11号、ロッキング・オン、2024年9月30日、126頁。 
  9. ^ "緑黄色社会、『Nコン』に書き下ろした新曲「僕らはいきものだから」明日リリース". BARKS. ジャパンミュージックネットワーク. 2024年9月19日. 2024年10月12日閲覧
  10. ^ "緑黄色社会、4/6放送のNHK Eテレ"発表!Nコン2024課題曲"にて中学校の部 課題曲「僕らはいきものだから」初披露". Skream!. 激ロックエンタテインメント. 2024年3月30日. 2024年10月13日閲覧
  11. ^ ryokushakaのツイート(1776521001653981505)
  12. ^ a b "NHK『みんなのうた』2024年8月~9月新曲は緑黄色社会&大江裕、米津玄師「パプリカ」再放送も". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年7月1日. 2024年10月12日閲覧
  13. ^ robot_incのツイート- X(旧Twitter)
  14. ^ "<ライブレポート>緑黄色社会、ひたちなかロッキンで見せた自分たちなりのロック". Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2024年10月3日. 2024年10月13日閲覧
  15. ^ ryokushakaのツイート(1842009167990829346)
  16. ^ ryokushakaのツイート(1843600275665498235)
  17. ^ ryokushakaのツイート(1845102365432742311)
  18. ^ nhk_nconのツイート(1852999691484721620)
  19. ^ 長瀬昇「DISC REVIEW : 「いきる」先にある強さと美しさをその身で示して-緑黄色社会『僕らはいきものだから』」『ROCKIN'ON JAPAN』第36巻第11号、ロッキング・オン、2024年9月30日、231頁。 
  20. ^ 緑黄色社会『僕らはいきものだから』Official Video / Ryokuoushoku Shakai – Bokurawa Ikimonodakara』2024年9月20日https://www.youtube.com/watch?v=h5uP8eqKah82024年10月12日閲覧 
  21. ^ Ami_nodonarashiのツイート(1838952747544277069)
  22. ^ 22sakipponchiのツイート(1839263748692774965)
  23. ^ micah_thunderのツイート(1839342675591614722)
  24. ^ オオノ リュータロー [@ryutaro_ohno] (2024年9月23日). "2024.09.23 ROCK IN JAPAN FESTIVAL2024 in HITACHINAKA". Instagramより2024年10月12日閲覧
  25. ^ "Billboard Japan Top Download Songs | Charts". 2024年9月25日. 2024年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月14日閲覧
  26. ^ "オリコン週間 デジタルシングル(単曲)ランキング 2024年09月16日~2024年09月22日". 2024年9月25日. 2024年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月14日閲覧

外部リンク

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