僕はいつもギター少年
エイドリアン・ブリューのアルバム
『僕はいつもギター少年』(原題:Twang Bar King)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、エイドリアン・ブリューが1983年に発表した、ソロ名義では2作目のスタジオ・アルバム。
『僕はいつもギター少年』 | ||||
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エイドリアン・ブリュー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1983年2月 - 3月 イリノイ州シャンペーン | |||
ジャンル | プログレッシブ・ロック、ポップ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アイランド・レコード | |||
プロデュース | エイドリアン・ブリュー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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エイドリアン・ブリュー アルバム 年表 | ||||
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背景
編集前作『ローン・ライノウ』に引き続き、ブリューが友人達と結成したGagaというバンドと共に制作された[2]。ただし、前作ではブリューがドラムスも担当していたのに対して、本作ではラリー・ロンディンが専任ドラマーとして迎えられた[3]。
レコーディングは1983年にイリノイ州シャンペーンのリハーサル・スタジオで行われたが、「トワング・バー・キング」のリード・ギターとボーカルは1979年の録音である[4]。「ペイント・ザ・ロード」では、キング・クリムゾンの楽曲「セラ・ハン・ジンジート」(アルバム『ディシプリン』に収録)のギター・パートが引用されている[3]。「バレエ・フォー・ア・ブルー・ホエール」は、アコースティック・ギターとローランドのギターシンセサイザーだけで演奏された[4]。
反響・評価
編集アメリカのBillboard 200では146位に達した[1]。マーク・アレンダーはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「音楽的にはトーキング・ヘッズやデヴィッド・ボウイとの経験を引き継ぎながらも、ブリューはここで彼自身の歌を見つけ、(まだ完全には捕えきれていないとはいえ)彼独特のサウンドに向かいつつある」と評している[5]。
収録曲
編集特記なき楽曲はエイドリアン・ブリュー作。8. 12.はインストゥルメンタル。
- アイム・ダウン - "I'm Down" (John Lennon, Paul McCartney) - 2:56
- アイ・ワンダー - "I Wonder" - 4:40
- カゴのない生活 - "Life Without a Cage" - 3:20
- セクシー・ライノウ - "Sexy Rhino" - 0:37
- トワング・バー・キング - "Twang Bar King" - 1:26
- アナザー・タイム - "Another Time" - 3:05
- 汽車の歌 - "The Rail Song" - 5:41
- ペイント・ザ・ロード - "Paint the Road" - 3:20
- シー・イズ・ノット・デッド - "She Is Not Dead" - 4:42
- フィッシュ・ヘッド - "Fish Head" - 4:31
- アイデアル・ウーマン - "The Ideal Woman" - 4:12
- バレエ・フォー・ア・ブルー・ホエール - "Ballet for a Blue Whale" - 4:44
参加ミュージシャン
編集脚注・出典
編集- ^ a b “Adrian Belew - Awards”. AllMusic. 2015年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月31日閲覧。
- ^ “Adrian Belew: 'I Fit a Dissonant Note in There Every Now and Then Just to Wake People Up'”. Ultimate-Guitar.com (2014年9月22日). 2019年12月31日閲覧。
- ^ a b 2002年再発CD(UICY-9238)ライナーノーツ(松井巧、2002年11月)
- ^ a b Adrian Belew - Twang Bar King (Vinyl, LP, Album) at Discogs
- ^ Allender, Mark. “Twang Bar King - Adrian Belew”. 2015年8月22日閲覧。