体操』(たいそう、ローマ字:Taiso)はイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の6枚目のシングル。1982年2月21日アルファレコードよりリリースされた。

「体操」
YMOシングル
初出アルバム『テクノデリック
B面 手掛かり
リリース
規格 7インチレコード
ジャンル テクノポップ
レーベル アルファレコード
作詞・作曲
プロデュース 細野晴臣+YMO
YMO シングル 年表
マス
1981年
体操
(1982年)
君に、胸キュン。
1983年
テクノデリック 収録曲
A面
  1. 「ジャム」(PURE JAM)」
  2. 「新舞踊 (NEUE TANZ)」
  3. 「階段 (STAIRS)」
  4. 「京城音楽 (SEOUL MUSIC)」
  5. あかり (LIGHT IN DARKNESS」
B面
  1. 体操 (TAISO)
  2. 灰色グレイの段階 (GRADATED GREY)」
  3. 手掛かり (KEY)
  4. 「前奏 (PROLOGUE)」
  5. 「後奏 (EPILOGUE)」
ミュージックビデオ
「体操」(Official Music Video) - YouTube
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リリース

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アルバム『テクノデリック』からのシングルカット

レコーディング

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細野晴臣からの「ジョン・ケージの“プリペアド・ピアノ”みたいなミニマルな曲を」という発注に応えて坂本龍一が制作し、現代音楽のミニマル・ミュージック的な手法を用いつつ、ポップミュージックとして成立している。

間奏の声は高橋によるもので、繰返し部分はサンプリングではなく、テープループを使用している。また「プッ」という音は足の関節の裏を手で押さえ鳴らした。坂本は「恥ずかしくて言えない」とコメントしている。

この時期「ベーシストとしてのアイデンティティを完全に失っていた」と細野晴臣は自ら語っていたが、坂本龍一高橋幸宏に説得されて細野はこの曲でベースギターを演奏している。坂本は「この曲は細野さんのベースギターが入った事により、ロックぽくなった」と語っている。

本作録音時にサンプリングマシンLMD-649』は、まだ完成していなかった[1]

コンサートでの披露

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コンサートツアー『ウィンター・ライヴ1981』で演奏された際、坂本が拡声器を持って叫ぶパフォーマンスを行なった。三回公演だった新宿コマ劇場公演の最終日は二回演奏され、二回目の演奏では体操着姿のダンサーが登場し花を添えた。

ミュージック・ビデオ

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ミュージック・ビデオが制作され、トーキング・ヘッズをイメージした映像になっている。

ディレクターは奥村靫正映像に出演している女性は、当時の奥村のデザイン事務所のスタッフだった金井広美で、後に彼女はオフィス・インテンツィオに移籍し、高橋幸宏のマネジメントスタッフになっている。[2]

当映像に登場するアニメーションイラストの女の子は、細野のデザインによるもの。

収録曲

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全編曲: YMO
#タイトル作詞作曲時間
1.体操(Taiso)坂本龍一坂本龍一、高橋幸宏
2.手掛かり(Key)細野晴臣細野晴臣、高橋幸宏

カバー

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脚注

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  1. ^ イエロー・マジック・オーケストラ(2007年、アスペクト)ISBN 978-4-7572-1089-9
  2. ^ 『シン・YMO』DU BOOKS、2022年、377-378頁。 
  3. ^ “エビ中1stアルバム「中人」、YMO「体操」カバーも”. ナタリー. (2013年6月9日). https://natalie.mu/music/news/92404 2013年6月26日閲覧。