佐野 成宏(さの しげひろ、1965年2月18日 - 2025年1月10日)は、日本のオペラ歌手。東京音楽大学特任教授。 長野県駒ヶ根市出身。

経歴

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郷里の赤穂中学校合唱にはまり(指導:小林雅彦)、合唱好きの少年として育つ。進学先の赤穂高校でも合唱を続け、大学では室内混声合唱団に所属(指導:岡本俊久)。

1983年武蔵野合唱団入団、指揮者小林研一郎の指導を受け声楽家への道を歩む。東京経済大学卒業後、東京音楽大学専修コースを経て 1988年東京芸術大学声楽科入学。原田茂生東敦子鹿野道男に師事。芸大在学中、日本フィルハーモニー交響楽団特別演奏会『レクイエム』(モーツァルト)のソリスト等、数々の演奏会に出演。

1992年東京芸術大学卒業、同大学院入学後、イタリアへ留学。 パルマアリゴ・ボーイト国立音楽院イタリア語版英語版に学び、現在に至る。ルチアーノ・パヴァロッティの師であるアリゴ・ポーライタリア語版英語版に師事。 在学中も欧州各地でのコンサート、オペラ出演等に活躍。現在は日本をはじめイタリアフランスドイツをはじめ世界中の都市でオペラ・コンサートに出演している。イタリアモデナ在住。

日本でのオペラデビューは1996年1月藤原歌劇団椿姫」アルフレード役を務めた。

1999年モービル音楽賞(奨励賞)受賞。

2025年1月10日、急性心不全のため死去[1]。59歳没。

脚注

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  1. ^ テノール歌手の佐野成宏さん死去、59歳 東京音楽大で後進育成も”. 朝日新聞デジタル (2025年1月12日). 2025年1月13日閲覧。

外部リンク

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