佐藤文香 (社会学者)
佐藤 文香(さとう ふみか、1972年[1] - )は、日本の社会学者。一橋大学大学院社会学研究科教授。専門はジェンダー研究。第6回女性学研究国際奨励賞受賞。
略歴
編集慶應義塾大学環境情報学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科より博士(学術)の学位を取得。日本学術振興会特別研究員、ハーバード燕京研究所客員研究員などを経て、2015年より現職。2006年国際女性学会第6回女性学研究国際奨励賞受賞[2]。
学歴
編集- 1995年3月 慶應義塾大学環境情報学部卒業
- 1997年3月 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了
- 2000年3月 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学
- 2002年12月 博士(学術)の学位を取得
職歴
編集- 1998年4月 - 2003年3月 明治学院大学国際学部非常勤講師
- 2000年4月 - 2003年3月 日本学術振興会特別研究員
- 2002年4月 - 2003年3月 成蹊大学文学部非常勤講師
- 2002年4月 - 2003年3月 武蔵大学社会学部非常勤講師
- 2003年4月 - 2005年3月 中部大学人文学部専任講師
- 2004年4月 - 2004年9月 愛知大学文学部非常勤講師
- 2004年9月 - 2005年3月 金城学院大学生活環境学部非常勤講師
- 2005年4月 - 2007年3月 一橋大学大学院社会学研究科助教授
- 2007年4月 - 2015年3月 一橋大学大学院社会学研究科准教授(名称変更)
- 2011年8月 - 2012年6月 ハーバード燕京研究所客員研究員
- 2015年4月 - 一橋大学大学院社会学研究科教授
著書
編集単著
編集- 『軍事組織とジェンダー』(慶應義塾大学出版会、2004年)
岩波書店 2020年10月 (ISBN: 4000614258)』
- 『女性兵士という難問――ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学』(慶應義塾大学出版会 2022年)
訳著
編集- シンシア・エンロー著,上野千鶴子監訳『策略 女性を軍事化する国際政治』(岩波書店、2006年)
- シンシア・エンロー著,共訳『〈家父長制〉は無敵じゃない――日常からさぐるフェミニストの国際政治』(岩波書店、2020年)
- メアリー・ルイーズ・ロバーツ著『兵士とセックス――第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか?』(明石書店、2015年、西川美樹との共訳)
共著
編集- 『挑戦するフェミニズム――ネオリベラリズムとグローバリゼーションを超えて』(有斐閣、2024年、他著者:江原由美子, 上野千鶴子, 足立眞理子, 伊田久美子, 岡野八代, 大沢真理, 山根純佳, 阿部彩, 金井郁, 佐藤文香, 児玉谷レミ, 三浦まり、担当:「第9章 フェミニズムと戦争・軍隊――21世紀の新たな難問」)
- 共著者:一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた――あなたがあなたらしくいられるための29問』(明石書店、2019年)