佐伯王(さえきおう、生年不詳 - 天長10年7月2日(833年7月22日))は、平安時代初期の皇族。正五位下・水内王の子。官位は従四位下・大監物。
従五位下に叙爵後、平城朝で大同3年(808年)大監物、大同4年(809年)右兵庫頭と京官を歴任する。弘仁元年(810年)薬子の変終結後に大監物に再任される。
その後、弘仁5年(814年)従五位上、天長2年(825年)正五位上、天長4年(827年)従四位下と、嵯峨朝から淳和朝にかけて順調に昇進を果たした。
仁明朝初頭の天長10年(833年)7月2日卒去。最終官位は散位従四位下。
『日本後紀』による。