低温菌(ていおんきん、英:psychrophilic bacteria)とは発育至適温度に関係なく5~7℃で7~10日以内に寒天培地に肉眼的に識別できるコロニーを形成する細菌低温細菌とも呼ばれる。これらの細菌は自然界に広く分布し、10~30℃でよく発育し、脂肪分解能やタンパク質分解能を有し、食品腐敗に関係する。Pseudomonas属は代表的な低温菌であり、脂肪分解酵素、蛋白分解酵素が低温下で産生量が増加するため、低温保存下のの腐敗の原因となる。

参考文献

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  • 高島郁夫、熊谷進編 『獣医公衆衛生学第3版』 文永堂出版 2004年 ISBN 4830031980
  • 鹿江雅光ほか編集 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460198

関連項目

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