伊豫谷登士翁
日本の社会学者、経済学者 (1947-2022)
伊豫谷 登士翁(いよたに としお、1947年10月4日[1] - 2022年5月28日[2])は、日本の社会学者、経済学者。一橋大学名誉教授。専門は世界経済論、グローバリゼーション研究、移民研究。
生誕 |
1947年10月4日 日本・京都府 |
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死没 | 2022年5月28日 |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 経済政策、国際関係論、社会学 |
母校 | 京都大学大学院経済学研究科修了 |
学位 | 博士 (経済学) |
影響を 受けた人物 | イマニュエル・ウォーラーステイン |
影響を 与えた人物 | 尹慧瑛 |
実績 | 経済学、政治学、社会学の各理論を応用したグローバリゼーションに関する国際共同研究 |
来歴
編集1947年京都府に生まれる。1971年に滋賀大学経済学部を卒業後、京都大学大学院経済学研究科に進学し、1975年修士課程修了、1979年博士課程単位取得満期退学。同年東京外国語大学の専任講師に着任、1983年助教授、1993年教授を経て、1997年一橋大学大学院社会学研究科の教授に就任。2011年定年退任し、名誉教授。
2002年「グローバリゼーションと移民」で京都大学より博士(経済学)の学位を取得。
年譜
編集著書
編集単著
編集- 『変貌する世界都市―都市と人のグローバリゼーション』(有斐閣, 1993年)
- 『グローバリゼーションと移民』(有信堂高文社, 2001年)
- 『グローバリゼーションとは何か―液状化する世界を読み解く』(平凡社[平凡社新書], 2002年)
編著
編集- 『経済のグローバリゼーションとジェンダー』(明石書店, 2001年)
- 『思想読本(8)グローバリゼーション』(作品社, 2002年)
- 『移動から場所を問う―現代移民研究の課題』(有信堂高文社, 2007年)
共編著
編集- (梶田孝道)『外国人労働者論―現状から理論へ』(弘文堂, 1992年)
- (酒井直樹、ブレット・ド・バリー)『ナショナリティの脱構築』(柏書房, 1996年)
- (杉原達)『講座外国人定住問題(1)日本社会と移民』(明石書店, 1996年)
- (酒井直樹、テッサ・モリス=スズキ)『グローバリゼーションのなかのアジア―カルチュラル・スタディーズの現在』(未來社, 1998年)
- (山之内靖、成田龍一)『再魔術化する世界―総力戦・「帝国」・グローバリゼーション:山之内靖対談集』(御茶の水書房, 2004年)
訳書
編集- イマニュエル・ウォーラーステイン『世界経済の政治学―国家・運動・文明』(同文舘出版, 1991年)
- サスキア・サッセン『グローバリゼーションの時代―国家主権のゆくえ』(平凡社, 1999年)
- サスキア・サッセン『グローバル・シティ―ニューヨーク・ロンドン・東京から世界を読む』(筑摩書房, 2008年/ちくま学芸文庫, 2018年)
脚注
編集- ^ 日本学術振興会 (1984). 研究者·研究課題総覧. 日本学術振興会. p. 1847. ISBN 9784818184022
- ^ 伊豫谷登士翁さんが死去